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いざ初会議へ!新たな目標発見!

T「お前が薬局長になったらお前の好みに変えるといいさ。今は俺の好みでやらせてくれ」そう言っていた前薬局長・・・
業務を行う上で一度慣れてしまったやり方から新しいやり方にすることは、例えその方法が効率が上がるとしても人は不変を選んでしまうものです。
そのことを分かっていた私は無理に環境を変えずに今はその時がくるのをジッとまっていました。
その後、無事に薬局長になった私は自分好みに変えるために綴ったノート「薬局長になったらやりたいこと50」を早速実践して、より快適な業務体制を構築しました。
無駄を省き、省き、省きを繰り返し行い、職員の生産性を上げたことにより全職員の残業時間は0に!
全員がハッピーな職場へと変貌を遂げました。

そんな私に迫る初めての薬局長会議・・・
「こんだけ色々とやっていれば報告も余裕でできるな」という思いと
「他の薬局長ってどんな人がいて、どんな話をするのだろう」とドキドキ・ワクワクで胸が躍っておりました。

初めての薬局長会議が始まる・・・
最初に簡単な自己紹介を済ませ会議の本題へと入る・・・
各店舗の売上や労働分配などの資料に目を通しながら、当時は12店舗だったので各薬局長からの店舗報告などなど。
正直、どの店舗も大した問題もなく会議は順調に進んでいきました。

我が社には薬剤師の生産性を上げるための委員会がいくつかあるのですが、その一つの「在庫管理委員会」の委員長から
「前回から打診をしているのですが委員長の交代を誰かにお願いしたい」
という話が議題に上がりました。
ちなみに在庫管理委員会とは社内で医薬品在庫が適正に管理され、経営や業務に問題がないか?を取り仕切る委員会です。
社内の医薬品の廃棄を抑えたり、不動在庫を減らすことも仕事の一つ。
しかし近年は、年2回薬局長会議の時に各店舗が不動在庫を持ち寄って交換するために動く・・・という仕事のみ。

当然ながら「はい!交代します!」と手を挙げる人もおらず、次回会議までに別の人に交代の取り決めをつけておくこと・・・という何とも言えない結果に終わりました(笑)
皆、そんな面倒な仕事を新たにやりたくない・・・
そんな雰囲気で初会議は終わったのでした。

しかし私はその会議で1店舗当たり年間38万円の医薬品が捨てられていることを初めて知りました。
当時はグループで12店舗の企業でしたので年間450万円の医薬品が患者さんのもとに届くことなくゴミとして処分されていたことになります。
その状況がグループ内で何年も当たり前に続いていました。
「勿体ない・・・」素直に私は思いました。
今後、店舗が増えていけばますます無駄に薬が捨てられてしまう。
そしてこの会議でわかったことは、それが当たり前で何とかしようと思う人が自分以外にいない・・・

「今後の会社の発展のためにも皆がやりたがらないことをやろう!」

私は会議の終わり際に密かに決意を固めました。
薬剤師の仕事を覚える⇒新人教育に携わる⇒薬剤師業務をマスター⇒薬局長
一つずつ確実にレベルアップをしてきた私にまた新たな強敵である不動在庫・・・

会社から無駄に捨てられる薬をなくす!

今までは薬局1店舗規模のことをこなしてきた私ですが、これはグループ全体を巻き込んだ仕事となります。
こんなの楽しいに決まっている(笑)
こうして私は手始めに裏で色々な上層部の人たちに手回しを始めていくのでした・・・

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