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VRがもたらす「価値」を整理してみた

こんにちは。昨年までWEBディレクターでしたが突如XRに興味を持ち、未経験ですが奇跡的に勢いでXR関連の会社で働くことができています。

ここ3ヶ月、とにかくXR、主にVRのことを考えて企画書や資料を作ってきた中で、VRがもたらす価値について少し整理できたので公開してみます。

1. VR ≦ リアル

『所詮、仮想なんだからリアルには敵わない』と、みなさんそうおっしゃるんですよ。

もちろんVRはあくまで視覚・聴覚の錯覚による仮想体験なので、体験としては「本物」のリアルに劣ることが多いです。
特に触覚、味覚、嗅覚に関するものは難しい。

しかし視覚・聴覚のみでできる体験や、物理的な接触が不要なコミュニケーションは現実との差が少ないものもあります。
ご時世的に、仮想だからこそ密な距離でコミュニケーションが取れるというメリットも実はある。

例としては↓のようなイメージです

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2. VR > リアル

これはデジタル同様、仮想ゆえに時間や場所の制限がなくなる等です。
仮想ということを理解した上で、リアルの不便さや課題を解決することで、価値を提供することができます。

現状、VRでは特に下記の3つのことが有用だと言われているようです。

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3. デジタルツイン

デジタルツインとは「リアル(物理)空間にある情報をIoTなどで集め、送信されたデータを元に仮想空間でリアル空間を再現する技術」である。現実世界の環境を仮想空間にコピーする鏡の中の世界のようなイメージであり、「デジタルの双子」の意味を込めてデジタルツインと呼ばれる。

各社、デジタルツインをはじめとした仮想空間を開発していますが、ビジネス価値としていることは下記だと思います。

👉 仮想空間をリアルと見立ててシミュレーションすることで
未来予測を行うことを主な目的としている

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上記参考事例のように、toB,toC問わず人流を把握するだけでも様々な事業シミュレーションがリアルよりも短時間・安価でできそうな気がします。

4. メタバース

厳密にはメタバースでもないと思いますが、包括的な意味があって便利なのでそう括りました。

仮想空間をもう一つの「現実」と捉え、仮想空間で過ごす時間を現実世界と同様か“それ以上”の価値になると考えてコンテンツを提供することです。
また、いずれ仮想上のコンテンツは日常生活に溶け込んでいくことを想定しています。事業形態としては下記がメインかなと思いました。

👉 仮想空間の中で価値提供を行い、
 コミュニケーションや消費行動によって利益創出を目的としている

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以上、VRがもたらす価値を4項目に整理してみました。

ぜひ(おてやわらかに)奇譚のないご意見をいただけると嬉しいです。

最近資料づくりばかりでVRで遊べていないので、おすすめのゲームなんかも教えてもらえたら嬉しいです!

アルトデウス、ゆるキャン、Paper Birdsとか楽しんでいます。

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