ジャニーズWESTにとって「売れた」の定義は知名度だと思う

私がジャニーズWESTを好きになったのは2019年9月末なので、予約開始と同時に予約をして発売を楽しみに待つ、というシングルは今回の証拠が初めてでした。

厳密にいえばBig Shot!も発売日の前週くらいには3形態予約してました。
が、その頃はまだジャニーズWESTのこれまで売上枚数がどれくらいとか、ファン(ジャス民)のみなさんがどこを目指してるとか一切知らず、のんきにいい曲だなー、特典映像豪華だなーとひとりでCDを楽しんでいました。

今回予約の段階でわりとすぐに売り切れが出たことで、Twitterが結構盛り上がっていたのではじめてジャニーズにとっての売上問題に関心を持ちました。(調べました。)

ドームでライブをできるかどうかのひとつの目安が売上20万枚を安定的に出すこと。
そしてジャニーズWESTはデビュー曲以来1度も超えたことがなかったこと。
前回のシングルはW杯バレーという最強のタイアップだったのに思ったより売上が伸びなくてジャス民のみなさんが悔しい思いをしたこと。

ということで、
今回こそ20万枚超えてほしい。
あわよくば自己最高を更新してほしい。
と願うツイートをたくさん見かけるうちに、私もこれまでのことなんて知らないくせに、祈るような気持ちで発売を待っていました。

結果は初週20万枚超え。わーい!

いわゆるジャニーズソングではないという曲のポテンシャルも当然あると思います。
でもあれだけテレビで流れ続け、バレーファンもある程度買ってくれる(はず)の前作から大きく伸びたのは、やっぱりファンの絶対数が増えた証拠(!)だと思うんですよね。

でもこの記事の本題はそこではなく。
今回予約段階から初週のオリコンチャートが出るまでの期間で感じたことについて。


◆「追い○○」文化

ジャニーズグループ関連でこういうツイートがたくさんあって、AKB系以外でも同じCDを複数枚(3形態以上に)購入する人がいるということを知りました。

CDを複数枚買うファンの方がどれくらいの割合でいるのかわからないですけど、それだけお金を費やしてでも売上を伸ばしたいという強い気持ちの表れですよね。ファンの数も当然ですけど、その思いの強さも人気の一つの指標だと思います。
SixTONESやSnow Manも、いくらデビューシングルだといってもあれだけ売り上げるのは単純にすごいと思います。

一方で、その複数買いありきとなってしまった場合、ハイペースでCD出し過ぎるとファンの体力(財力)の問題で売上が伸びなくなる、とかありそうですよね。

でも逆に間が開きすぎるとファンが離れてしまうという可能性もありそうですし。難しいですね。
だからこそ安定的に20万枚という目安があるのかもしれないですね。

(ちなみに私もつい雰囲気にのまれて、今回の証拠は3形態+初回盤B追加で計4枚購入してしまいました。SSRのDVDを家で見る用と車で見る用で2枚あってもいっか、と思って。)


◆終わりのない売上との闘い

コロナの影響もあり、6月からジャニーズのCD発売がほぼ毎週続いています。(先週は=LOVEやTWICEがいたからか、発売なし。)
そのため他のグループと売上を競うようなツイートもたくさん目にしました。

ジャニーズWESTさんたちは、今上り調子なので一緒に応援しているのもとても楽しいです。
今回がたまたまと言われないように、次回のシングルも勝負ですよね。

でもデビューから10年とか経っている他のグループのファンの方たちが売上を気にしたり必死になっているのを見て、この闘いに終わりなんて来ないんだということに気づかされました。

そして思わずジャニーズWESTを応援するのをやめたくなりました(笑)


普通に考えて、今回デビュー曲以来の20万枚超えを果たしただけのWESTより、これまでコンスタントに20万枚超えの記録を出しているHey! Say! JUMPやKis-My-Ft2のほうがすごいですよね。

たしかに嵐やKing & Princeの売上を見れば、まだ目指すべき先はあるんだと思います。
あとシングルなのに曲数盛りだくさんのWESTと違って、3形態出しながらも内容はKANZAI BOYA一曲のみで勝負してあの売上をたたき出すKinki Kidsは別格ですね。


◆CD売上は人気の指標ではない

個人的にはCDの売上枚数なんかより、音楽配信やサブスク解禁をお願いしたいです。
ジャニーズに興味なくても、曲が少しでも気になればダウンロードしてくれる人もいると思うんですよね。でもCD買う人はほぼいない。

私も昔は興味なくても気になった曲があればジャニーズのCDをレンタルしたこともありましたけど、すっかりデジタルになってからはCDをレンタルするという行為をしなくなったため、自ずとジャニーズの曲を聴く機会はなくなりました。

ジャニーズWESTを好きになって数年ぶりにCDレンタルしましたけど、私が行くTSUTAYAには初回盤やシングルがないのでまだ聴いたことのない曲もあります。
メルカリで初回盤を地味に集める日々です。
でもそれも音楽配信があれば簡単に手に入れることが可能ですよね。

今回気になって調べたついでに他ののアーティストの売上を調べたんですが、私が以前から応援しているバンドのここ数年のシングル売上は5万枚以下でした。
それでも東京ドームを埋めてますし、ツアーのチケットもなかなか当たりません。

ちょっと古いですが西野カナさんも同じく5万枚を下回ってますね。

でも世間的にはどう考えてもジャニーズWESTより西野カナさんのほうが売れていると思います。

結局、売れている=世間への浸透度=知名度ですよね。

パパジャニWESTのクリスマスプレゼント交換の際にも、
「ジャニーズWEST誰がもらっても嬉しいと思う」
「知名度?」
というやりとりがありました。
その場でメンバーも肯定していましたが、同時にジャス民のみなさんも全力で頷いたことでしょう。


◆ジャス民にとっての売上戦争の意義

知名度を得るには露出が必要です。
それもテレビの一般視聴者の多い番組への出演が大切です。
でも仮にジャニーズ枠というものが存在したとしても、ジャニーズタレントは多数いて、その中から選ばれる必要があります。
いずれオファーをもらうにしても、まずはどこかの番組に出て、関係者に知ってもらわないことにははじまりません。

本人たちいわく、残念ながら事務所にハマっていない(らしい)WEST。
音楽配信もYoutubeチャンネルも持っていないWESTにとって、私たちジャス民の意思を示すチャンスはCD売上しかありません。

だから私たちは今回の売上に喜んで、これからのWESTに期待しているんです。

それはどこかのグループを超えたとかではなく、あくまで自分たちの前回の記録を超えたことについてです。
今露出を増やせばもっと売上が伸びるかもしれないと事務所に思ってもらえるかもしれない、ということに対する喜びです。

結果が出る前から推されているとはいえ、YouTube再生回数も売上もTwitterトレンドも、どの指標でもしっかりと推されている分の結果を出すスノストさんは、素晴らしいです。

私はそこまで頑張れませんしそこまでやる必要もないと思ってますが、せめてCDを(複数ではなく)全形態購入することと、ツイートするときにはハッシュタグをつけること、ジャニーズWESTの出演番組を地元の放送局でもオンエアしてもらえるようにテレビ局に要望を出すことくらいは頑張りたいと思います。

そしていつの日か、ジャニーズWESTさんたち自身の力でオファーされるようになって(その結果この苦しい売上戦争から解放されるようになって)くれるといいなと願っています。


◆最後に

最後に、24時間テレビのメインパーソナリティーに重岡君が選ばれたことについて。
信憑性のあやしいどこかのネット記事で、北山くんと重岡くんはタッキーのお気に入りだから選ばれた、と書いているのを見かけました。

そんなわけないと思いつつ、それが本当ならそれはそれで嬉しいですが、私が今一番重岡くんに期待する露出は24時間テレビでもパパジャニWESTでもありません。


香港に出向してしまった山田太陽くんが帰ってくることです!
(ドラマ「これは経費で落ちません!」の続編)

今年の9月に何かしらあるはずという望みをまだ捨てていません。
単発の特別編でもいいので、もう一度太陽くんに会えますように。

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