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2023/09/18 母と様子を見に行く

今週末親戚が持ってるカボス畑の収穫があるので、その前にこの日、母の車で畑と家の様子を見に行く。

その家は母の叔母にあたる人の実家でもうそこに住んでいる人はおらず、隣県に住む叔母夫婦も高齢で今年は様子を見に行けなかったらしい。

私は草刈機で作業をし、母は家の掃除をする。
畑の上にある木造茅葺の母屋は山の中ですでに朽ちていて、その傍に大きくなり過ぎて実を取ることができない柿の木がある。
実を取ったことがないのでたわわに実るあれらが甘いのか渋いのか。
他に柚子やポポーの木があって、それぞれちゃんと実を付ける。
ポポーは知る限りここでしか食べれないから、いつも落ちた実を拾って食べる。
マンゴーのような甘さととろみのある実で独特の爽やかな香りが素晴らしいが、しばらく置いておくと渋くなるから食べどきが短く流通しづらいのかもしれない。
柚子はカボスより遅い時期に、実の色が黄色くなってから収穫する。

週末は福岡のアートフェアもあり、それについて考えていたら草刈機の歯が足先に当たった。
長靴は破れたが怪我をするということはなく、親指がじんじんする程度で済んだから、これは座禅の棒に等しい。
目の前のこと、草を刈ることに心を開いて集中する。
彼岸花が美しく咲いていたが、容赦なくバサバサと刈り取った。

この日は父の誕生日だったので、母は玖珠のAコープでおこわとおはぎを買った。
福岡のスーパーに売っていない焼肉のたれが目当てでAコープに寄り、父の好物はそのついでだったけれど、その焼肉のたれの製造元は東京だった。
連休最終日で渋滞する大分道の途上で、母と台湾の話や親戚の話やカボスちぎりはいつまで続けられるかという話をした。

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