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"考えることはやめずに生きたい"

今日で東日本大震災から8年が経ちました。
毎年3月11日は、自分にとって、あまりにも特別な日であるためか、ここ何年かは、あえて意識せず何でもない日として過ごそうと思っていました。

先日、2015年12月のFacebookの投稿を久しぶりに見て、自分が震災について考えていたことや、それまでにやっていたことなどいろいろ思い返していました。

"考えることはやめずに生きたい"

4年前の自分が書いていた言葉ですが、これは今も大切にしていることだなぁと、やはり、震災は一つの原点だなぁと思いました。

これからの一年もまた、自分はどう生きるかということを考え続けていきたいです。

以下Facebookより

2015年12月6日
浪江町の実家に最後の別れをしてきました。
解体の日程も決まり、自分の生まれ育った家が無くなります。
震災後、一度も住むことはありませんでしたが、それでも、家があるというのは自分にとって不思議な安心感がありました。どれだけボロボロになっていても、心の拠り所になっていたのかもしれません。
いつかこの日が来ることは分かっていましたが、いざその現実に直面すると、家を失うことへの恐怖が想像以上にありました。それと同時に、成すすべなく家が失われていくことへの悔しさ、憤り。自分の故郷がどんどん遠のいていくようですごく不安です。ただ、この悔しさや憤りは、何かを対象とした感情じゃないことは確かで、吐け口無しに悶々としています。苦しい。ただただ現実を受け入れるしかありません。
「震災がなかったら」は、今まであまり考えたことありませんでしたが、昨日は無意識のうち考えていました。やっぱりもう一度家族みんなで暮らしたかった。
何ができるか分からないけど、もうこのようなことは世界のどこでも起きてほしくないので、少しでも良い未来を創っていけるように、考えることはやめずに生きたいです。

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