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第10講 長文読解に役立つ英文法3

1 分詞構文
実際の長文読解の場面で非常に困らされる文法の一つが分詞構文である。分詞構文においては Ving か過去分詞 p.p. が用いられるわけであるが、いずれもその他に多くの用法をもつため、そこに用いられている Ving や p.p. が分詞構文で用いられているのか、それともその他の用法で用いられれているのか、それを区別することからは逃れられない。分詞に限って考える場合であっても通常の分詞は現在分詞 Ving、過去分詞 p.p. ともに形容詞として働くが、分詞構文の Ving や p.p. はいずれも副詞として働くため読み方が根本的に違う。更には、be 動詞をともなって進行形や受動態となる場合もあるわけで、それらの種々の用法を文法的にかつ文脈に正しく沿うように読解できなければならない。

Ving や p.p. を用いる主な表現の整理
(1)
 Ving:①動名詞、②現在分詞、③進行形
(2)
 p.p.:①過去分詞、②受動態

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