35億
グラコロが出て、M-1があって、街中イルミネーションで煌々とし、瞬く間に電球らが門松に代わる。その名の如く走り抜けていく師走。
デブの癖に小麦粉バーガーことグラコロ食べそびれたな。猛省。デブ失格。
毎年年末になると、ああ今年もクソだったなと侘しさが込み上げて仕方ない。
元より全く持ち合わせないコミュニティのうち、今年もまた数多の縁を断ち切り、更に狭まったコミュニティで翌年に挑もうとしている。
東野圭吾の様なドラマティックなストーリーで、薬丸岳の様な根底に渦巻く静かな怒りを添えて、浅田次郎の様な心の芯を刺す文章書きになりたいと夢見て幾年
国公立大滑り散らかし、僅かな正義感に賭けて進んだ法学部、ありふれた私立文系。
捻じ曲がった性格が見事に社会とミスマッチ、7年も働いて、何者にもなれないまま一切取り柄の無い30歳になった。痛さ億万、目も当てられぬ。
熟々、生きるのが下手だと思う。周りのせいではなく、自分自身のせいで。身内とすら揉めるのだから、他人との調和など夢物語すぎる。
仕事納めの後、形容出来ない虚しさがあったので、高校の友人に付き合ってもらえて嬉しかった。ご飯も酒も美味しかった。自分の周りの僅かな友人達は良い人過ぎて逆に怪しい。
毎年、今年の自分を褒めるとしたら何だろうと考えるけれど、“親より先に死ななかった”“ずる休みせず仕事に向かった”の2点しかない。果たして充分だろうか。
唯一、本当に唯一、今年“これはやった”と思える事を挙げるなら、[去年より沢山本が読めた]事かもしれない。
平均月2冊が、果たして多いのかは疑問だが…
ベストの1冊を選ぶならどれだろう。『おもかげ』か。『ハング』『半落ち』も堪らなく良かった。『火車』も壮大だった。『代償』は辛かった。雫井脩介はちょっと違ったな…
そんな事を考える時間は唯一好きかもしれない。
読書は本当に良い。
文字から勝手に映像が浮かべて、しかもその世界には自分しか居なくて。誰にも邪魔されず、逆に全く人様に迷惑をかけない趣味で。
実に陰キャらしく楽しめて良い。
来年はもっともっと色んな本に触れたいかも。
そう思うと、少しは生きる活力になるかも。
人の人生の原動力になる仕事が出来る人、一体前世でどれだけ徳を積んだんだ。意味不明すぎる。
例年に倣い、もちろんM-1は敗者復活戦から一秒も逃さず見届けた。
ぎょうぶとエバース良かったな。ヘンダーソンとななまがりはちょっと泣けちゃったな。ほんとにうんちしてて欲しかったし、ジェシカは過小評価な気もするし。
準決勝には残らなかったけど、個人的にぐろうってコンビを密かに応援していたりする。
全体的に良くて、というか凄くて、笑いはしたけど、もう良く分からんかも。人を笑わせる職業が、神聖すぎて無理かも。逆に。
物心ついた頃から、なのかは不明ではあるけど
基本的に人を不快にさせる事しか出来ないので
笑わせたり、元気付けたりが出来ないので
心底尊敬の念しかない。
ただ、なんかもう複雑すぎない?高度過ぎない?そこまでのレベル要る??もう良く分からんのやけど。私全然フースーヤ優勝で良いけど。段差で踊ったりしないけど。Perfumeじゃないですけど。勿論M-1ツアーズは申し込みますけど。
一周回って、いや何周か廻って、ブルゾンちえみが1番面白いかもしれない。
地球上に、生物学上の雄が35億個体存在するという事実を述べているだけで
そしてその数字の真偽はだれも追及せず、ただ【なんかワロタ】の状態に持っていくの、神じゃない?
猛烈に恋しいなブルゾンちえみ。
帰ってこんかなブルゾンちえみ。
SNSで配偶者やパートナーの存在をフル活用してマウント取りたがる奴、相手の不貞行為を原因として泥沼破局して欲しい
子供使ってイイネ荒稼ぎする承認欲求モンスター、その子供が法に触れるグレ方して人生棒に振って欲しい
私は全ての人間を愛しています
2023、どうぞお元気で。