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【池袋モンパルナス回遊美術館】ARCHETYPE
2022年5月12日から17日まで「ギャラリー路草」にて開催されていた「ARCHETYPE」を鑑賞してきました。
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IAG 2021ギャラリー路草賞を受賞した気鋭の若手アーティスト尾崎拓磨による個展です。
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「ARCHETYPE」とは、「元型」を意味しておりユング心理学において使用される概念です。人間の無意識に潜む普遍的なイメージを意味します。
例えば、私たちは秩序だっており、数理的な反復が見られる幾何学的な造形物に「美」を感じることがあります。その感覚も「元型」の一つであると尾崎は考え自らの創作活動のヒントにしています。
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「秩序的」であることは彼の作品の大きな特徴ではありますが、それだけではありません。どこかに非対称さを与えたり、輪郭を曖昧にしたりしています。こうした微妙な無秩序は一種のアクセントであり、また安心感を感じさせます。つまり、「遊び」として機能し、鑑賞者が作品を味わう上での「余白」としても機能しているのだと感じました。
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