事件の涙 NHK
内容は、再び逮捕された元タレントの田代まさし容疑者。息子は、高校生の時に父の最初の逮捕に直面して以来、社会の厳しい目にさらされた。そして、父がその後も繰り返し逮捕される中で、深い葛藤を抱えながら父との関係を続けてきた。薬物使用を繰り返す父と、息子はどんな思いで18年もの歳月と向き合ってきたのか、そして、今回の逮捕をどう受けとめているのか見つめた。
とある。
昨日、冤罪事件支援をする友人に
「マーシーの投稿よかった。」
と言われ、嬉しかった。
2019年にマーシーが逮捕された時、このような投稿をsnsにした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
リラプス(再発)は失敗じゃなくて回復過程。
5年間のクリーンを続けたマーシーは、確実に回復している。
だってこれまでは5年も持たなかったのだよね!
それが5年も使わないで過ごせた期間があるのは、仲間がいて、回復のプログラムがあって、社会と繋がりをもてていたからだと思うよ!
逮捕される人がダルクのスタッフをやるのは間違ってた?
いやいや、ダルクスタッフのマーシーのメッセージを受け取って回復した人は多いし、ダルクのスタッフだからって完全に薬の誘惑に負けないわけでなく、リラプス(再発)はする。
スタッフさせなきゃ良いって言う人は、刑務所出所者に少しでも就職口を与えてみろよ!
ダルクはうちらにできないことを沢山担っているんだよ。
あとね、刑事手続には無罪の推定があるので、マーシーがリラプスしていたかはどうか、今の時点の報道からでは分からない。
誰かのパケを捨てるために手に持っただけでも「所持」として罰せられた人も多い。
マーシーと、未だ回復途上の多くの仲間たちの名誉と社会復帰のためにも「またやった。」という安易な判断はしないし、させたくない。
写真は4年前、鳥取で「Lifers」の上映会が行われた時のマーシーとのツーショット。
ちょっとだけ司会をしていたから、マイクを持っている。
マーシーの薬物リハビリ日記は、この日貰ったサイン付き。貸し出し図書としています。
俺はマーシーとは出所がほぼおなじ2014年7月なんだよね。マーシーとは違い、出てからも酒と薬を使っていたのでクリーンタイムは少し短い。マーシーからも希望をもらい、12月にようやく5年となります。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ダメ!ゼッタイ。」の薬物乱用防止教育が生み出すのは、なんの落ち度もない家族への非難と差別。
小学校で何度も薬物乱用防止教育の授業をさせてもらったが、教師たちが求めるのは「ペナルティがあるから薬物は使ってはいけない。」という禁止教育。
私は、イーサン・ネーデルマン: 麻薬戦争に終止符を打つべき理由 を真似て何故薬物があるのかを説明していく。
覚せい剤取締法違反で逮捕された人の中には物質使用障害(薬物依存症)になってない人も中にはいる。
物質使用障害となったら、累犯だからと刑罰を与えても意味をなさない。
「何度もやって更生しないのだね。」
という社会の言葉こそ、彼らの治療を阻害する。
必要なのは治療。
マーシーの使用歴を見たら物質使用障害だということは明白。
そして、公衆衛生学から言えば「ダメ!ゼッタイ。」は間違ってる。
子どもに触れる教育者にまずは伝えたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?