ムショ(刑務所)の飯について。

ムショの飯について。

ムショとは、主食が麦6:米4で配合されることからの命名だそうです。

また、ナカの飯は「臭い飯」と言われますが、これは、ひとの糞尿の香りが届く便所と一体の部屋で食事を摂るからです。

基本的なことですが、仕出し弁当の留置所と違い、法務省管理下の拘置所・刑務所では炊事工場で作られた(比較的)バランスの良い定食が毎日給食されます。

そして、千葉は落花生の産地です。

千葉では小学校の給食にも「ピーナツ味噌」通称「みそピー」が出される。

スニッカーズの中のヌガーナッツのようなものが、ジャムのような袋に小分けされている。

それを、温かいご飯の上に載せて食べる。

千葉刑務所の場合は、麦が3割入った麦飯になります。

ご飯が甘いのは、おはぎも同じ。慣れればどうってことない。

むしろ、刑務所のストレスと栄養失調から、殆どの人が甘党になるから、甘いものに文句はない。

「甘くてしょっぱい、人生みたいな味だよ」と書いてある。

さて、このピーナツ味噌に関するストーリーを一つ。

千葉刑務所は通称「殺人刑務所」。

穿って言えば、人を殺した者が殺される刑務所です。

強盗殺人罪などで無期懲役を科された受刑者が30年以上の受刑生活を送り、老衰していきます。

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