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【四川・一人旅】青城山と都江堰を1日で巡る(前編-青城山-)※2018年

※内容は2018年のものです。最新情報ではありません※

地球の歩き方に「青城山と都江堰は1日で行ける」と書いてあったので、トライしました。結果、可能です。
可能ですが、半端なく疲れます。「疲れるのは嫌…」という人は青城山のホテルに泊まってゆっくり巡るのがいいと思います。

1日の全体旅程

① 成都(犀浦駅)7:53 出発 ->(鉄道)-> 青城山 8:22 着
② 青城山 ->(バスで 約40分前後 )-> 都江堰
③ 都江堰 18:23 出発 ->(鉄道)-> 成都(犀浦駅)18:48 着

① が 10元、
② が 2元、
③ が 10元、
計 23元(約 376円)なので、交通費は激安です。

青城山の概要

中国道教の祖の一つであり、後漢時代に広まった五斗米道が布教を始めた山です。

※中国でGoogle mapはお勧めしません

信者に五斗の米を納めさせたことからこう呼ばれます。不思議な力で病気を治癒するんですが、その治療費が五斗、という説もあるようです。(なお、この五斗、wikipedia だと約 20リットルと書いてありますが、「道教の本」及び「中国の歴史3」では約 10リットルとなっています。)

仙人が住んでそうな空気の澄んだ山に、道教の堂々たる寺院が並ぶ…といった感じです。前山と后山があり、行ったのは前山です。
どうやら后山の方が試されたる山道のようです。自然を満喫して仙人の境地に近づきたい人は、后山がいいのかもしれません。
なお、前山でも現代人は十分疲れます。

今回は、青城山駅 → 前山景区 → ロープウェーで上清宮に行って、ロープウェーで下山…というルートです。もっとも省エネルートです。

成都〜青城山(前山)へ

成都からの行き方

前述の通り、成都からは鉄道が出ています。今回の旅行での鉄道の乗り方は下記にまとめました。

成都の犀浦駅はこんな感じ。左側が地下鉄、右側が鉄道です。

広々している

青城山駅から前山景区へ

地方だけどまあまあ大きい駅


青城山駅からは、前山景区の駐車場までのバスが出ています。

出ています…が、見つけられませんでした。
帰りに見かけた感じだと、多分駅を出て左のほうにずっと行くとあります。

探す気力がなかったので、その辺の赤い小さな乗り物に乗りました。ぼられましたし、中々スリリングでした。

めちゃ揺れる

バス停から景区へ…

駅から車で数分で前山景区のバス停に着きます。

ギリ可愛くないパンダ


そして、ここから前山景区のチケット売り場まで 2.2km あります。

2.2km。

この日は天気も良く、無事につけた喜びで「よ〜し歩くか!」と思ってしまいましたが、やめた方がいいと思います。

徒労です。

嫌でも景区の中で超歩くんです、都江堰もあるし、ここで体力を浪費することはありません。

景区までの道のり


景区までの道はこんな感じで木が生い茂っていて、綺麗です。落ち着きます。でもリピはないかな…。

で、歩かないのならどうすればいいかというと…

電動カート


こういう電動カートが運んでくれます。
10元ほどです。ぜひ乗りましょう。

景区入り口付近

頑張って歩いていると、かっこいい門が見えてきます。



緑に映えて非常に綺麗です。屋根から草が生えているのも、道教っぽくて乙です。

この門を越えて少し歩くと、少し開けたところに出ます。
この奥が駐車場になっています。電気カートの終点はここです。

ここには小さな売店があり、水や肉まん、アイスなどを購入できます。

この日は朝から何も食べていませんでした。何も食べないで 2.2km は、デスクワークの人にはきついです。

衝動的に焼売的なものを頼みましたが、よく見たら中身もち米でした。朝からとてもボリューミーです。
なぜバラ売りのものを買わなかったのか…2つ目あたりですでに後悔しましたが、美味しかったです。

売店を過ぎると、味のある門が出てきます。

これを抜けると、景区入り口です!

前山景区の中

8:30 過ぎに青城山駅に着きましたが、この時点で大体 9:30 前です。

建福宮

厳密に言うと、建福宮は入り口の手前にあるのでちょっと順番前後しますが



綺麗な建物ですが、皆んな素通りしています。

中もなんかこうね、お祈りしてる人の前に塵取りあったりします。アットホームです。

掃除してないんだ!おどろおどろしくなってる!…と思いましたが、結構どこもそうでした。神道だとやたら清めますが、道教は違いますね。良いです。

どろどろ


そして中国の狛犬?獅子?の可愛さにとりつかれ、これ以降ずっと写真を撮り続けました。


メスは子供付き


この、向かって左側の獅子の足元にいる小さいバージョン(子供獅子?)も可愛い…可愛い…

前山景区入り口(青城山山門)


写真左側のやたら赤い文字の電光掲示板が目立つところがチケット売り場です。右側の門が入り口。

入場料は 90元(約1,473 円)です。
交通費に比べて高い…ですが、その代わり中はとても整備されていて歩きやすいです。そのためと思えば、そこまで高くはないですかね。

青城山山門もかっこいいです。

山門を抜けた後は、ロープウェイを目指してひたすら歩いていきます。

ひたすら……

距離があるわけではないし、とても整備されてるので歩きやすいですが、ずっと階段が続きます…。

月城湖&ロープウェー

15分弱くらい登ると、月城湖が見えてきます。これ自体は、特に綺麗ではないです。湖っていうか池、むしろ一度池の水全部抜いちゃって欲しいくらいです。

この向こう側に、頂上へのロープウェーがあります。
歩いてぐるっと周ることも可能ですが、船で横断することもできます。

10元〜15元くらいだったと思います。乗ってる時間は 2分にも満たないくらい。

中。乗ったのは帰りですが。

広々


そしてロープウェーの駅。大きいですね。
往復で大体 60元(約980円)です。でも片道(35元)を買ったような気がします…

ロープウェー。普通です。でも最初少しスピード速いです揺れます。

上清宮&周辺

到着。歩くのを諦めた人を担ぐ人たちがいますね。

手前の木の枠持ってる赤いジャケットの人が運んでくれる



門がめっちゃ可愛い。雑に置かれたお土産のおもちゃさえ良い…。


鮮やか!

この門をくぐってまたちょっと登ります。

フォトスポット:孔雀

ちゃんと青城山って書いてある…

動物愛護団体に怒られそうな…見る限り写真撮ってる人はいませんでした。さすがにね。

ここでも階段は続きます。

そして主役!上清宮です!
この時点で 10時過ぎ。

内部。溢れ出る道教感…!素敵です。緑の中の赤い布、異世界感があってたまらない。


赤い布はここにも。(この脚の部分の謎の顔、可愛すぎるしほとんど全部同じ顔なのはなんなんだろう…パンダよりこのフィギュアが欲しい)

プレゼントみたい…

入って右手の空間。道教の神像って日本人の感覚からすると可愛すぎるような気がしてしまう…


この空間では鐘がなってたんですが、パッと見たら

おっちゃんが肩肘つきながら片手でぽんぽんやってました。良いと思います。

ふらふらしてると上清宮の裏手に出ました。階段は続きます。

大赤天宮というところに出ました。


この右手にある食堂の屋根が原っぱ状態なのも、「なんか道教っぽくて良い」と思えてきます。

本当はこの奥にもう一つ、老君閣というところがあるんですが、すぐに場所がわからなかった+登る気力がなかった+上清宮まだちゃんと見てないということで、下山。
無理は禁物なので。

すでに降りるのもちょっと辛い…

上清宮に戻ってきました。こんなとこにも屋台。

その辺の資本主義国家よりもよほどお土産屋の数が多くて良いですね、好きです。

そして多分メイン。やっぱり可愛い。

扉も可愛い。

そこそこ見て満足なので、下に降りていきます。
先ほど孔雀がいた付近にお茶屋さんがあるのですが、そこからの景色が!とても良いです!合成みたい。

そしてフォトスポット「道」

かっこいいですね。

これにて青城山完了です!!

帰りはもちろん電子カートだよ



都江堰へは、この101路A バスで行きます。
前山景区の駐車場に止まっています。写真でパネルがバグって見えますが、101A と書いてあるので、わかりやすいです。

この時点で 12:00 前!
ていうか実は都江堰まで1時間以上かかると思い込んでこんなに早くバスに乗りましたが、実際 30分強でした…余裕でしたね。

次は都江堰へ!

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