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古代日本から学ぶ石の秘密

彼らは石に何を見出し、何を感じていたのか・・・


こんばんは。岩戸屋です!

皆さんは磐座(いわくら)という石や岩を

ご存知でしょうか?

神社に行かれる方なら

境内にしめ縄が巻かれた石や岩を

見かけたことがあるかと思います。

また神社に限らず山の頂上や麓の大自然の中に

明らかに自然には形成されないであろう

いくつかの巨石が積み上がったものや

立てられているものもあります。


果たしてそれは、誰が何の為に使用していたのか?





遡ること、縄文時代・・・

当時の人々は

固有の神様だけなく自然そのものも

信仰の対象になっていました。

木々、水、鉱石、山などあらゆる自然物には

魂が宿るとされ古代の人々は人と自然との

調和を重要視していたと考えられます。


磐座とされるものの多くの起源は不明ですが

縄文時代の人々が神霊を降ろしたり

意識的に自然の大元である宇宙と繋がる為の

現代でいったら瞑想をするような場所で

縄文時代かあるいはそれより前の時代に

造られたのではないかと推測できます。


縄文人の精神性、意識レベルの高さは

今では多くの人が注目していますが

皆が幸福感も持ち争いがなく長きに渡り

平和な時代を築き上げていたのがまさしく縄文時代です。


愛と平和に満ち溢れていた

当時の人々の精神性、意識レベルは

現代の私たちの常識を超越する

「超意識」に目覚めており

宇宙そのものの真理を理解し

繋がる為の鍵となるのが

自然との調和、磐座の存在であったということです。


当時の人々にとっての磐座は手に触れたり

あるいは、岩の上に登り綺麗な景色を眺めて

ボーッとしたりかなり身近な存在であったと言われています。


皆さんも大自然や綺麗な景色を目の前にした時

スーッとなんとも言えない幸福感に包まれ

その瞬間は不安や悩みを忘れ、目の前に広がる光景に

ただただ飲み込まれるように

見入ってしまった経験があるかと思います。

そのような究極とも言えるリラックス状態の時

人は変性意識状態になりやすいとされ

この時の感覚は

「宇宙との一体感」「全知全能感」「強い至福感」などを

伴うとされています。

当時の人々はこのような状態に

容易にアクセスできたとされ

それは

同じ人間である私たちにも可能なことなのです。


しかし、現代人の信仰の形は

神の名を自然から切り離し

その名前だけを崇拝しているだけに過ぎません。

その概念のまま

神社でいくら願っても何も変わないのが現実です。


太陽の神、月の神から

山の神、石の神、水の神、海の神など

固有の名の他に自然物が当てはめられています。


私たちがするべきことは

自然から引き離してしまった神様の名を

自然の概念に戻すと共に自然そのものを感じることです。

太陽の光の温もりや、風が吹いた時の心地よさ

木々が揺れる音や草花の香り

澄んだ水に触れた時の冷たさなど

外に一歩出れば自然はいつでも

その存在を教えてくれます。

自然からの語りかけに気づいた時に

自然と人が調和することになり

私たちもまた

当時の縄文人の意識や感覚に

近づくことができるのではないでしょうか。


最後までご覧くださりありがとうございます。
◆次回は磐座の持つエネルギーについて






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