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昨年末に出会った、水墨画の師匠藤原裕寛先生。

師匠が30代に描いた大量の油絵の自画像。
その一枚がアップされていました。

師匠が豊かに生きてきたのだと、お顔の変遷から分かります。

師匠は本当に何でもサラサラ描きますし、水墨画中心に、
日本画も水彩も鉛筆クロッキーもデッサンも、実は油絵も描ける。

絵が好きで、絵で食べていきたくて、看板絵の練習までしたという。

まだまだ野心もあり、不安もあり、自負もある似顔絵から
飄々と柔らかいのに骨がある、こんなお顔になるまでに

どれほどのひたすらな道のりがあったのだろうと思う。
技と道、絵の修練と心の修練、両方の。

「技は道を求め、道は技で証す。」

私は師匠の年になったとき、
こんなにいい笑顔になれるだろうか?


「出会いは人には作れない」
神仏のたまものだという。

この得難い出会いに感謝しています。



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