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<ビールのバックグラウンドを知る>

 普段何気なく目にしているビールの数々。味やパッケージはもちろんのこと、材料や製造方法、どのような意味が込められているのか、あなたは知っていますか?今回はベアレンビールさんのラインナップから、部員が気になった3種類のビールのバックグラウンドを紹介します。


*復興応援ビール 岩手県山田町 オランダ島ビール
(アルコール度数 5%)

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定番ビールのアルトのラベルを替えた1本。「アルト」はドイツ語で古いという意味をもち、もともとは下面発酵ビールに対して伝統的な上面発酵ビールを指す言葉でした。一般的には、最も有名なデュッセルドルフで造られる上面発酵ビールのことを「アルト」と呼びます。色は赤褐色でまろやかで口当たりの良いこちらのビール。復興応援ビールとして、1本につき10円が岩手県山田町に寄付されます。


*ライ麦ビール
(アルコール度数 5%)

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原料はライ麦!南ドイツスタイルの伝統的なエールビールです。
ビール酵母が残っているため、白く濁っています。豊かな香りと麦芽由来のほのかな酸味、すっきりとした喉越しの1本。製造方法が難しく、仕込む醸造所が少ない、幻のビール。
 ビールとパンはどちらも原料が麦と酵母。ビールはかつて“液体のパン”と呼ばれていたのを知っていますか?ライ麦パンの風味がたまらないビールです!


*百年麦酒
(アルコール度数 5%)

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 国内で現役稼働する最古の醸造設備『クールシップ(麦汁冷却層)』を使用しています。20世紀初頭のドイツビールを、100年以上前に実際に使われていた設備で作った1本。ビールのスタイルはウィーンラガー!コクと香り、麦芽の風味がしっかりとしたビールです。ドイツから船便でやってきた醸造設備は、ベアレン醸造所北山工場にあります。百年前のスタイル・百年前の設備、百年前の製法から造られるコクと旨みのラガービール。是非お試しあれ。

ビールの種類は酵母菌が糖質を分解する『発酵』の仕方によって分類されます。ラガーは低温で長期間発酵され、酵母が麦汁の下面へ沈んでいくのが特徴です。エールは高温で短期間の発酵で醸造されます。

麦・酵母といった原料や醸造方法によって味わいや香りが大きく変化するビール。何気なく買って飲んでいるだけじゃもったいない!どんなストーリーがあるのか、どんな発酵で造られたかを一度調べてから味わうと、より一層ビールを楽しめます。ぜひ調べてみてくださいね!!

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