見出し画像

取材レポート #2

こんにちは!岩手大学非公式団体 岩大ビール部です。

今回は岩手県盛岡市北山に本社を構える醸造所、【ベアレン】さんの取材レポートです。
代表取締役社長 木村剛さん、 総務部主任 鎌田菜々子さんにお話を伺いました。部員二人が北山工場を訪れ、工場見学もさせていただきました!


どんな醸造所?
工場内には、100年以上前にドイツので使用されていた設備があり、今現在も現役でビールを醸造しています。この設備は、一度バラバラに解体し、船便で北山工場までやってきました。設備上部にあるウネウネとした管は、ビール醸造時に発生した蒸気がビールに直接入らないようにするための工夫です。当時の醸造方法を受け継ぎ、マイスターがこだわりのビールを醸造しています。製造過程によって香りに変化が!? 工場見学も行っているので、どんな香りか知りたい方はこちらまで!(https://www.baerenbier.co.jp/factorytour/) 

どんなビールを造っているの?
りんごやラズベリー、ライ麦など、岩手県産の副原料を使ったビールも醸造しています。毎月季節限定ビールの販売、菜園店舗限定のビールの生産もしています。ゆずサイダー、ドライサイダーといった果実酒も販売も!!中でも気になるのは「岩手県山田町オランダ島ビール」。中身はアルトですが、売り上げ1本につき10円が山田町の東日本復興事業に寄付されます。工場に訪れた部員二人とも購入し、美味しくいただきました!
よ市への出店や、ビール会の開催等さまざまなイベントも行なっており、限定ビールを飲むこともできるそう!!

ビールの主力商品
* ・ クラシック
* ・ シュバルツ
* ・ アルト
* ・ ヴァイツェン
* ・ ザ・ディ トラッドゴールドピルスナー
* ・ ザ・デイ イノベーション レッドラガー
* ・ レモンラードラー

他には・・・ライ麦やかぼちゃを使ったビール、岩塩を使用したビールも!

(オンラインストア https://baeren.jp )

私たちが県産100%のビールを作るために
 県産100%ビールの醸造を目指すため、麦の栽培地域や精麦について教えていただきました。
・ホップを個人で生産することは可能ですが、収穫には2-3年ほど。ビールを醸造できるほどの量を収穫するには技術と知識が必要です。
・麦は”小春二条大麦”がおすすめとのこと。栽培したことがないので、美味しい麦ができるか未知数ですが、挑戦してみる価値はありそうです。
・岩手県で大麦を生産するなら、気候面から、陸前高田・大船渡付近だと実現できるかも!? 湿気が多いと麦特有のカビが生じてしまうため、栽培地域も重要です。
・精麦は専用の機械を用いなくても、手作業でできるようです。代用できる機械探しにも奮闘しています。

ベアレンでは、県内産のホップ、宮城県産の大麦「希望の大麦」を使用して国産100%ビールの醸造を行っています。

私たちも国産100%ビールや県産の副原料を使ったビールの醸造を目指し、設備や生産方法などの相談をさせていただいております。
県産ビールの醸造を実現すべくこれからも頑張っていきます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?