2020年の振り返り【後編】

後編

それでは後編に入っていきたいと思います。

前回はサイバーエージェントに出会ったところまで書きましたが、この企業との出会いが大きく自分を変えたと思っている。

それまでの自分は、「成長するにはやっぱりゴリゴリ働ける外コンじゃね!?」なんてイキリ散らかしてましたが、そもそも「成長」ってどんな条件があって、どのような形で為されるのかを言語化できていなかった。

サマーインターンは、現在WEBマーケのインターンをしていて、そこからこの業界に関心を持ち、インターネットを軸にした企業であるサイバーエージェントを受けました。

その他にも、父が銀行員であり、身近に感じていたことと、自分の強みが「ロジックと処理能力の速さ」だったので、金融やM&A周りも受けていました。

サマーを通じて、やっぱり金融機関には強く適性があると感じました。インターンのワークでも、やはり得意と感じる場面がほとんどだったし、当たり前だけど待遇はめっっちゃいい。(笑)

けどそれ以上にサイバーエージェントのカルチャーが大きな転換点になったと思う。

正直、インターンのワーク難易度は一番サイバーが個人的には難しかった。

けど、人を巻き込んで、どんどん新しいビジネスを創出し、拡大していくダイナミズムを体験できて、ここで価値観が大きく変わった。

特に成長の条件に関して。

成長するためには、規模の大きいビジネスや裁量権が重要だとありきたりのことを思ってたが、「優秀な人間のなるべく近くにいること」が最重要だということに気づいた。

サイバーのインターンで出会った社員はサイバーの中でも指折りの社員で、バイタリティが本当にすごい(笑)

3日間みっちりワークをしたが、3日前とは正直別人間かと思うくらい、視座が高くなった。

これは、明らかに、超優秀な社員が近くにいて、それを片っ端から盗んだことに限られると思う。

そして、成長とは、「市場価値を上げる=人に評価される人間になる」かつ「確固たるオリジナリティを持つ」ことだと定義するようになった。

そうしたことに立ち返ったときに、
「銀行とかって、確かにそこでしかできないビジネスはたくさんあるけど、自分だけのバリューってみつけられないんじゃ...。」
と思うようになった。

そんな中、エンカレである通知が来て、これが自分の就活を決めた。

それは、現在私が内定を頂いている企業の紹介だった。

業界はデジタルマーケで、現在インターンをしている職種に近いことをやっている会社だった。

最初は、
「とりま説明会だけ行ってみるか」
と思って会社に足を運んだんです。

説明会が始まって、社長が登壇するときに、僕の後ろを通り、前に出て、僕ら就活生の方をじっと見つめ、言葉を発したその瞬間に、
「かっけえ」
これしか出てこなかった(笑)

人間って論理だけでは語り切れないと改めて実感。

その人が醸し出す雰囲気やオーラって絶対あると思うんです。

そのオーラにやられた(笑)使う言葉1つ1つが洗練されていて、何よりも20代で何個修羅場をくぐってきたのかと思うくらい、力が漲っていたんです。

社長の一挙手一投足から目が離せなくて、人の話は普段ほとんど聞かない自分が驚くほど、話に聞き入ってました(笑)

説明会が終わったときに、社長に結構長い時間おしゃべりをさせていただいたのですが(社長ものちに覚えていてくれるほど、いろんなことを聞いてしまって本当に申し訳なかったです(笑))、そこで自分の価値観を言語化していただいたのを覚えてます。

大きく3つありました。

「目標は大きく、それを実現するために日々の仕事に責任を持つこと」

「自分が思い描くかっけえ大人になること」

「結果に拘ること」

この頂いた言葉は、今でも忘れられません。

すっかり、虜になってしまったので、選考を受けたところ、書類審査も無事通過、GDを終えて、2020年を締めくくりました。

2021年が始まって、選考が進み、2月初旬に内定を頂くことができました。

内定は最終面接の際に、その場で頂いたのですが、その時の言葉を噛みしめています。僕の性質をすごく見抜かれていました。

「岩田君は、バイタリティがあるし、頭も良く回る。それがゆえに、これから無意識的に空気を読めないような意見を言ってしまって、怒られることもあると思うけど、それは良いと思っている。若いうちに失敗を繰り返していく中で、覚えていけばいい。これが許されるのは若いうちだけだから。」

僕の弱点は、少し配慮が足りなくなることがあることだと思っている。

議論が間違った方向に進んでいたりする時に、自分では普通のことを言っているようだけど、周りからは理解されないし、それで傷つけてしまった経験もあった。

けど社長はそういう僕自身も含めて、とにかく「try and error」することが大切なんだと言ってくれている気がした。

ベストベンチャー100にも選出されているだけあって、周囲の方たちの経歴はハッキリ言って、超ド級で、そんな中新卒ペイペイの自分が発揮できる価値なんてあるのかと不安に駆られているが、逆に言えばこんな優秀な人と新卒1年目からがっつり関われる経験なんて、絶対にここでしかできないと確信しているので、盗むだけ盗もうと思っている(笑)

「3年がっつりやればビジネスが面白くなる」

と言われたので、とりあえず向こう3年間は、この言葉だけを信じて、日々の業務に責任をもって取り組もうと思う。

来月から、内定者アルバイトとして働かせてもらうんですが、多分自分のできなさ具合に病む未来は見えてますが、今までと同じように一個ずつ乗り越えていきたいと思います!!

大手病の方へ

これは特に自分の周りにいる人(早大生)に多いのだが、何となく「大手」、「有名」っていうところを入り口にして就活をしている気がする。

そういう人たちに限って、こういう発言をよく見る(笑)

「給料が高い」、「安定している」

いやいやちょっと待てよと言いたい!

まず何をもって安定っていってんの!?

安定が解雇されないことなら大きな間違い。

今、日本って終身雇用制が大企業でも見直され始めてるし、大企業には高学歴・超優秀な人材が集うわけだから、出世競争に置いてかれる可能性めちゃめちゃあると思うけど!!

だから本当の意味での安定って、自分のスキルを磨いておくことなんじゃないの!?

って言いたい(笑)

企業の規模や知名度だけで就活するのはかなりもったいない…。

大手が悪いわけではなく、理由もなく大手を受けている状態がやばいと言いたいんです。

だからこれから就活をするなら、大手から、メガベンチャー、そしてベンチャーまで幅広く見た方が絶対良いと思います!!


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