パナソニック汐留美術館・浜離宮庭園｜あかちゃんと散歩（東京編）

日本テレビや電通本社が立ち並ぶビル街、汐留。仕事では度々訪れた場所だが、赤ちゃんを連れていっても大丈夫なんだろうか。まあ、どうにかなるかな、と、その日は浜離宮恩賜庭園とパナソニック汐留美術館で開催中だった「ジュエリー展」を目指して出発した。

ビル街の先に、こんな桃源郷があったとは。

かつて徳川家や天皇家が地方や海外からの賓客を迎えるために整備された浜離宮庭園。「離宮」というだけあって、膨大な埋立地にあらゆる夢や希望を詰め込んだ感じ。鷹狩りもできる（た）。園内はじゃり道が多いので、入り口にベビーカーを置いて抱っこ紐で探検。庭園内の池は、武家屋敷に併設されているような庭園では実現不可能と思われるほど、大きい。赤ちゃんを抱っこして一周歩くだけでも相当な運動量だ。至る所に茶屋（休憩所）があってほとんどは外から眺めるだけなのだけれど、中には抹茶を飲める茶屋もある。ただ、危なっかしくて抱っこ紐のまま抹茶は難しい。水筒とクッキーを持ってきて正解だった。花畑はこの日、スイートピーが見頃だった。お誕生日などの記念に写真を撮りにきたら映えそう。また来よう。

お花畑は映えるけど、お気に入りは影だったりする

パナソニック汐留美術館は浜離宮から徒歩7分ほどの距離。エレベーターで４階に上がると、ワンフロアが美術館となっている。ベビーカーでの入場が可能で、コミュニケーターの方も快く迎えてくださった。ミュージアムショップの品揃えも秀逸で、本を２冊購入した。

美術館を巡る日は決まってベビーカー。癖で、地下で目的地周辺まで行って地上に上がろうと試みたけれど、なかなかエレベーターが見つからず、結局長い階段を赤ちゃん抱っこにベビーカーを抱えて上がり、地上でもぐるぐると歩き回ってしまった。次は、新橋または汐留駅から地上を歩いて行くのが良さそう。秋から冬にかけてはビル風で実際より寒く感じるので、晴れていても防寒具を忘れずに。

赤ちゃんと一緒にじっくり歩くと、さっさと歩いて見過ごしていた街の顔が、だんだんみえてくるような気がする。赤ちゃんと散歩、楽しくなってきた。次は、どこに行こうかな。

＜浜離宮恩賜庭園＞
入場料：300円
アクセス：新橋駅徒歩12分、汐留駅徒歩7分
ファシリティ：園内はじゃり道のため抱っこ紐がおすすめ。多目的トイレでおむつ替え可能。

＜パナソニック汐留美術館＞
入場料：展示による
アクセス：新橋駅徒歩10分、汐留駅徒歩5分
ファシリティ：ビル内におむつ台・授乳室あり。スタッフに要相談。バリアフリー。