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なぜ人気馬がコケる?、なぜ人気薄が馬券に絡む?🏇 〜馬だって生き物さ♪馬券だって生き物さ🎵の巻🐴〜

 みなさんこんにちは!Qです🙇🏻‍♂️ここ北海道、特に人口の多い札幌での今年の大雪による雪害もひと段落、待望の春を感じる季節となりつつあります🌸とはいっても朝方の気温は相変わらず氷点下の地域が多いですしその日やっと太陽が姿を現してもすぐ曇りになり雪か霙(みぞれ)混じりのドンヨリ天気が2〜3日続くといった感じの一週間です。いわゆる三寒四温ですね🌤本格的に暖かくなるのはまだまだ先の様です...。

 年間数メートルを越す積雪で100万人を超える人口をかかえる都市は、世界を見渡してもココ札幌だけです⛄️かと思えば近年、2019年末には超が付くほど降雪が少なく山あいの紅葉が11月後半にやっと観れた🍁と思ったら1週間も持たず直ぐ散り始め冬本番がいきなり来たのか?!と思ったら全く雪が降らずで年を越しました。11月〜12月の積雪は1メートルにも満たず道内のスキー場は一部閉園のまま、他は人工雪で対応しそれでも心くじかれたスキー・スノーボードファンの多くはコロナ禍の真っ只中という事もありこの年スキー場へは出向かず終いだったようです🎿

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札幌管区気象台 北海道の積雪状況推移グラフより参照

 今年1月だけでの降雪が40年前の2メートル70センチという記録には及ばないものの近年では2006年の189センチに次ぐ2番目の多さです。また1月から2月での2ヶ月連続で140センチを超えることも14年ぶりの出来事です。ただこれらの一連の流れをよく観ると数年単位で周期的に降雪が多い少ないを繰り返していることがわかります。これは異常気象という風に観るのではなく、もう北海道の一つの風物詩と捉えて良いのではないかと思えてなりません。そう、こんな「気まぐれで生き物みたいな自然」とは上手く付き合っていくしかないのですから...⛄️ 会社の上司みたいなものですか?💦

 他の記事をご覧になって分かるように、くどいようですが私Qは日刊スポーツコンピ指数信奉者です。つまり競馬の予想をする上でこのコンピ指数を元に馬券を「どう買うか」を決めています。どの馬を買うかよりも「このレースは馬券が平穏か荒れるのか」を極力に見極めるようにしています。だって、強い馬は強い(上位に来る)んです。そしてそうでない馬は来ないことが多いんです。だから強い馬=単勝オッズが低い(=安い)、弱い馬はオッズが高いんです。でもこの考えは場合によっては全く逆になることがしばしば起きます🐎
 単勝オッズに隠れる人気馬の実力 ー
 競馬を永くやっている方はもう知っているでしょうが、一頭だけ単勝人気を大きく被ったレースつまり単勝1.2倍など過去のレースで言えばディープインパクトが走った2005年有馬記念のようなレースは馬券的に荒れやすく、この傾向は昔からずっと変わりません。最近Q的にパッと思いつくコレに該当するレースはJRA重賞では、2021年の第69回阪神大賞典(芝3,000メートル、13頭立て)です。ここでの単勝1番人気だったのは6枠9番アリストテレス🐎この年の前年、G1菊花賞で牡馬三冠を達成させたコントレイル (11戦8勝内G1=4勝、3着内率=100%)に「首差」にまで迫っての2着。翌年に初陣となったAJCC(アメリカジョッキークラブカップ G2)で楽々と勝利し見事人気に応えたカタチでこの阪神大賞典を迎えたわけです🏇
 『やっぱ三冠馬に2着しただけあるわ。この間もあれだべ?強かったべ?!きっちり勝ってたし。だからココもさ、人気になってしょうがないって!だってルメだよ、乗ってんのは🏇』と、どこかのおっさんの声が聴こえてきそうな雰囲気だったと思います。三冠馬に肉薄!次のレースで快勝!さあっ!いざ、天皇賞・春をホップっ!ステップっ!じゃ〜んぷっ…と行く予定だったんですね💦
 この阪神大賞典のアリストテレスの最終単勝オッズは「1.3倍」❗️でした…。前走のAJCCをズブズブと言っていいくらいの不良馬場で勝ち、更にこの阪神大賞典では前日からの降雨で重の発表。天気まで味方した!と誰もが思ったに違いありません☝️2番人気となった隣の枠に入った7枠10番ユーキャンスマイルは8.7倍。結果的に優勝した5枠6番ディープボンドは次点の3番人気で単勝は10.3倍もの配当が付きました。これはひとえに人気を背負ったアリストテレスが馬券外の7着に終わったことが原因であるのは…間違い無いです。
 レースは全馬一斉に一頭も出遅れることなくスタート。本来中団に構えるツーエムアロンソが先行し終始レースを引っ張りいつも通りの位置にタイセイモナークとシロニイがそれに続く展開。そこからやや間隔を置き前の三頭を観るカタチで優勝馬、そこからまた間隔を開けて他の馬達が馬群を構成するという展開でレースは運ばれました。
 2週目の終盤残り800メートル付近からゴースト(8番人気)が疾病発症で競走中止となった(この事案が結果的には他の馬達の走行に支障をきたしたことは無さそうです)他は特段の出来事はありませんでした。強いて言えば多くの馬たちにとって走りづらい「重馬場」だったことと、2着に入りこのレース連覇を狙った7枠10番ユーキャンスマイルの鞍上が予定していた武豊騎手から藤岡佑介騎手へ乗り替わった事ぐらいでしょう。にもかかわらず道悪も得意なはずの断然人気アリストテレスは何故負けたのでしょう…。

人気のアリストテレスは7着

ー 実力馬が「牽引」する次点人気馬の台頭 ー
 結果的に優勝したディープボンドはこのあと順調に本番天皇賞・春へ駒を進めましたが惜しくも2着。順調さを維持していると判断しその後フランス凱旋門賞(14着)へと遠征し、年末の有馬記念ではここも僅差の2着!と2021年はまさに飛躍の年となったはずです🏇
 それに引き換えアリストテレスはどうなってるんでしょう😰春の天皇賞では背水の陣で挑んだだろう4着。いきなり1,000メートルも距離短縮の宝塚記念(芝2,200メートル)で9着💦もうさすがにここで復権を!と騎手をMデムーロに替えてみては意外と走った第56回京都大賞典(阪神競馬場代替開催=芝2400メートル)は2着。そして、ここで本当に復権したのはダービー馬マカヒキというオチでした🏇アイドルのオーディションに付き添った友達が本人を差し置いてデビューしてしまうという話によく似てます🎤
 こういう「ドラマ」は往々にして競馬の世界ではありますがQは常に思うこと、それが先に述べた「人気馬がボロ負けする」のは何故か?ということです。表面的にも理由らしい理由も無く、リプレイなどを繰り返し観ても原因らしい原因も無い。にもかかわらずこれらの1番人気馬がどこかへ飛んでしまう…となるともうこういう人気馬が存在するレースは怖くて買えなくなります💦というか、アリストテレスのような馬がいてこそ競馬は「安心」して買えるといえますし、的中した時の喜びが大きいのだと思うのです。「競馬なんて生き物のレースだからしょうがない」と簡単に結論付けていいのでしょうか。それだけで済むのなら多くのファンは競馬に対する興味は半減して競馬から離れていってしまう…、そんな気がしてなりません。

凱旋門を視野に入れた目論見が裏目に!2012年阪神大賞典で断然人気だったオルフェーヴル(写真 右)は2着敗退。

 しかし、それでも馬券は的中させたいと思うものです。そう、こんな阪神大賞典があればあるほど今より更に深掘りして的中の喜びを享受したいと思うのが多くの競馬ファンではないでしょうか?
 人気馬が人気薄を引き連れ、いつの間にかゴールで先着を許すという構図🏇🏇まるで足元を掬(すく)う様な展開。結局は各馬の力の個体差ではなく人気馬vs人気薄馬達との力のバランスではないかと思うのです。それはまるでアリの大群が巨像を倒すかの如く🐘
 しつこい様ですがQは日刊スポーツコンピ指数の信奉者です📊 このコンピ指数で持って何とかこの妙な現象を突き止めたいと思っていて四六時中あれこれ思案を巡らしてたところ、何となく光が見えてきた様に思います💡
 コンピ指数を駆使してレース結果をあの手この手で予想を繰り広げている方は世に沢山いらっしゃって、多分にもれずQもその内の一人なのですが私以外の多くの方はきっとコンピ指数の本サイト掲載の買目をそのまま買われる方もいらっしゃれば、羅列された過去データから該当馬をピックアップして自分成りに馬券内容を検討し購入するという2パターンだと思います。この後者の手法でQは何年も馬券を買い続けていましたがやはり的中・不的中の「波」が多く時々的中した折角の万馬券もあっという間に無くなってしまうという結果を何年も続けていました。
 レースのバランスを見極める ー
 「出目」をご存知の方は多いと思います。直前のレース結果で1・2着に入った「枠番」が次のレースでも片方若しくは両方の同じ色の枠が1・2着に入るという一つの「オカルト」馬券です。これは、ひとレースなら偶然か?と流されますが3、4レースと続いたならこれはもう利用しない手はない!となります🐎しかしそう気づいた時に限って全く関係無い枠で決着したりするものです💦かといって、もう無いだろうと見過ごしていたらメインレースでしっかり連対を果たしたりします。しかも全く人気の無い枠色の方で…😓

JRAホームページより抜粋

 上の表は先日3月19日に行われた中京競馬第36回ファルコンステークスとその直前の第10レース豊橋ステークスのレース結果払い戻し一覧です。先に触れた出目についてココで話したいと思います。前のレース結果が次のレースの枠連(8頭立ての場合は馬連)に反映されることがあるというのが出目です。ここでの10R豊橋ステークスでのレース結果で1着1枠、2着2枠という決着でした。期待するメインレースでなんとかこの出目を活かし的中させたい!と思うでしょう。さて、この1枠と2枠のどちらを軸に、もしくは両方を軸にフォーメーションで買うべきなのか…?多くの方の考えは先ずオッズでの比較検討をして購入内容を決めると思います。

JRAホームページから抜粋

 上はファルコンステークスの馬券購入締め切り後の単勝・複勝最終オッズ表です。単勝人気のオッズで10倍を切る馬が5頭いるという、やや「人気が割れた」感がある内容です。いわゆる混戦ムードといったとこでしょうか。各馬の陣営の思惑通りコトが運ぶのか、予想紙に繰り広げられる調教の良し悪しで決めようか藁をも掴む気持ちが刻々と近づく締め切り時間で更に焦るばかり💦
 結局は「デビュー戦からずっと乗ってきてる戸崎の馬(8番)だべ!1着は。間違いないって。だから1番人気なんだって。で、さっきの10レースから1枠2枠どっちかって言われたらアンタ、1枠のデムーロになっぺさ!だからココはガッチガチだって。たまにあんだよ、こーいうの。荒れないって、ココは。デムじゃなくルメだったらもっとしこたま買ってんだがな!(笑)』
 ルメール騎手ではなくMデムーロ騎手だから買う金額を手控えた…。これは正解ですかね💦そこの気持ちはよく理解できます😌 しかし、レース結果はそう簡単な結果ではないことに…🏇

第36回ファルコンステークス優勝馬プルパレイ号/鞍上Mデムーロ騎手(JRAホームページより)

 レースの展開・回顧等詳細は他に任せるとして、まずレース結果での注目は1番人気だったトウシンマカオが掲示板に載ったとはいえ5着に敗退したこと。そして注目した1枠と2枠のいずれか、もしくは両方が連対を果たしたのか?です。
 先述したレース結果表で分かるように見事両方の枠が1-2着を占める結果となりました。この二つの枠4頭の最終単勝人気順は2、7、11、13番人気に支持されました。一応の枠連人気では単勝1番人気だった4枠のトウシンマカオを軸にした1-4の最終オッズは7.8倍で、もし出目を信じて勝負したならこれを本線にした馬券を組み立てたかと思います。ちなみに次点人気では4-7=9.4倍、4-8=9.6倍でした。結果は枠連1-2の配当=39.5倍となり枠連配当としてはかなりの高配当と言っていいのではないでしょうか🎯そして更に同枠の人気薄の方が馬券内に入った為馬連1-3=13,970円の万馬券を演出しました🏇安心の枠連で手堅く的中し、もしや?と同枠馬を馬連で押さえたという方がいればラッキーでしたね☝️そして、これはタラレバの結果論ですが「枠連ボックス買い」一本にしていれば更に的中率は上がったということになったと思います。この話をすればキリが無いのですが、的中率をとるか回収率をとるかの判断に迷った時はボックス買いというこの手を使うのが最善と思います。的中された方はおめでとうございます🎯

ー 枠順がレース結果を左右するのは本当なのか? ー
 さて、この1-2というレース結果を導いた理由を出目的に言えば直前のレースで枠連が1-2という結果だった為ですが、単に「出目」で片付けるには今後競馬で馬券を買うにあたり不安があるのは確かです。つまり出目は必ずしも毎回成立するものではないからです。何故今回1-2と成り得たのかの理由や根拠をもっと深掘りする必要があります。それをコンピ指数的に解きあかそうとQは試みました📈 それは20年にlivedoorブログでも掲載した私Qの「LAAL理論」と「fb理論」を併用したまだまだ感覚的で不安定な私的理論なので説得力に欠けますが一応話を進めたいと思います。

表1

 表1は3/19(土)ファルコンステークスG3当日の中京競馬第9レースから第11レースファルコンステークスまでの3鞍の日刊スポーツコンピ指数「枠番」の指数を写したものです。左から指数第1位で右端が第8位となった枠番となります。

表2

 第9レースの結果が1着=2枠(赤字)、2着=6枠(緑字)、3着=8枠(青字)となりそれを表2で表しました。このレース結果が次の第10レースにどういう風にレース結果に影響を与えるのかをQ的に解説します。


表3

1.)第9レースで1・2枠と5・6枠がそれぞれ連続した並びだったので片方の2枠と6枠が上位に来たのでは?という仮説を立てました。
2.)そこで次の第10レースで2・1枠、5・4枠が連続した枠の並びにあるので水色のアンダーラインで予め記しておきます。
3.)更にlivedoorブログにも掲載したLAAL理論とfb理論を用いた出目の考えから関連付けられる枠番の下に「 * 」記しを付します。その数が多い枠が更に上位とみる枠番となります(LAAL理論、fb理論についての詳細はlivedoorブログを参照願います)。
4.)上記2.3から期待値が高いといえる枠は1.2.4.5(若い数字順)の四つの枠となります。

表4

 第10レースの結果は上記表4の通りです。1着こそ1枠でしたが「 * 」印が2つの「2枠」が連対を果たしLAAL理論とfb理論で一応の成果を出したといえます。そして「 * 」印が付いた多くの枠番の中から上位の可能性を示す水色アンダーラインの枠に集中させたことで無駄な買目を減らすことが出来たともいえます。

 表2・3の手順でいよいよメインのファルコンステークスを予想することになるのですがここで注目したいのが □ で囲った第10レースのレース結果です(この「□枠」については次回以降の投稿で詳細に書きたいと思います)。

表5

1.)表3と同じ手順でファルコンステークスに「 * 」印を付していきます。その結果が上の表5となりました。
2.)ポイントは先にも述べた第10Rは□のレースなのでそのままレース結果1-2を買い目に入れます。
3.)更に「 * 」印が最多となる2、3、7、8枠を馬体重、各馬の気配等を考慮した買目を考察するのですがQの手法では対12Rのコンピ指数の真下の枠番に連続した枠が存在して入ればその枠は◉としています。今回はファルコンステークスの2枠の真下に1枠が存在しているのでメインでは2枠が◉となりました。
 ※パドックや返し馬などを観る環境に無かったり時間的制約で軸枠を絞ることが出来ない等の場合はそのままBOXで買うか、ご自分なりの方法に当てはまる馬(枠)を軸にするなどして買います。

表6

 前述しているように第36回 ファルコンステークスは1着=1枠1番プルパレイ(Mデムーロ)、2着=2枠3番タイセイディバイン(松若風馬)、3着=7枠14番オタルエバー(幸英明)の2、13、6番人気で決着しました🏇🏇🏇
 確かにこのレースでは審議事案が立て続けに3件も発生していてその内1件は上位人気に推された8枠16番ティーガーデン(横山武史=8着)が加害馬に過怠金の制裁を加える程の斜行被害を受けたものなので、もしかしたらこれが無かったら勝つまでは無いとしても少なくとも掲示板以上の成績を収めたかもしれません。それは表にもあるようにこのレースでの8枠はコンピ指数第3位に位置していて「 * 」印も3つ獲得していることからその可能性はあったといえます。
 枠連=3,950円、馬連=13,970円、三連複=44,260円、三連単=239,540円といういずれも高額配当といえる結果でした🎯的中された方、おめでとうございます。※必ずレース結果、払い戻し等はJRAホームページを参照ください。

 以上、この手を使って次回のG1大阪杯も的中させたいものです。それでは👋ちゃおっ!

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