前回は、横隔膜のロックを外す方法について書きましたが、今回は、横隔膜はなぜ緊張するのか、それしてそれを取り除くとどうなるのかについて書いてみたいと思います。 横隔膜のあまり知られていない働き 横隔膜は基本的には呼吸のためのポンプですが、それに付随した働きもあれば、それとは別の働きもあり、その“別の働き”に関してはあまり一般には知られていません。 そして、その“別の働き”こそが横隔膜が緊張する大きな原因だったりします。 その別の働きとは、『感情の蓋になる』というものです。
ふと息苦しさに気付いて深呼吸をする方。 なんとなくボーっとして思考がまとまらない方。 そんなことがあるという方は、呼吸が浅くなっているのかもしれません。 呼吸が浅くなる原因は、横隔膜という胸とお腹の間を隔てる膜組織が緊張して、十分動けなくなっているから。 横隔膜が緊張する理由は様々ありますが、それは一旦置いておいて、まずは緊張を取り除きましょう。 やり方は以下の通り。 1.まず、無理のない範囲で数回深呼吸を繰り返します。 何回か深呼吸を繰り返していくと、息を吸うのと吐く