幼馴染とわたし
佐伯区の山の上で育った私には、当時近所に住んでた同級生とその兄弟が私の幼馴染み。
年末年始に集まる親族みたいな感じ。
親同士が飲み仲間として週末集うのでその都度誰かの家で遊んでた。
他にも面白キャラがいたので記憶の限り書いてみる。
幼馴染たち
りょう君(同い年)とそのお姉ちゃんのあーちゃん(2個上)、
ゆうちゃん(男)とそのお兄ちゃんしん君(2個上)、
かおりちゃん(2個上)とその弟けん君(1個上)
そして、みんなに可愛がられで育った私の弟アキラ(6個下)
出会いは記憶の無い0歳
近所の公園に散歩に連れられたその時からご近所付き合いが始まったみたい。
幼稚園からずーっと、小学生卒業位まで週3ペースで会ってた。
親が飲み明かしてる間、子ども部屋でゲームしたり遊ぶのが日常。兄妹みたいな感覚の人たち。
GW・お盆は全家族でキャンプ!
4家族全員で、宮島の裏にある砂浜(包ケ浦より奥)まで車で行って、2泊3日くらい過ごしてた。海で泳いだり釣りしたりつぶ貝獲ったり(広島人ならわかるあのつぶ貝)朝は炭火で焼いた食パンを食べたり、キャンプファイヤーして夜中まで誰が起きてられるかやったり、カップ麺をテント破壊してまで食べに来る野生鹿と戦ったり…
キャンプでかおりちゃんに人生で初めて眉毛を弄られ口紅をつけられて、お母さんに怒られます。
親はビールを2ケースくらい、焼酎の3Lとか、各家庭が持ち寄って飲み明かしてた。みんな酒豪。
空前のペットブーム
1番最初にペットを飼い出したのは、確かりょう君ちのうさぎ。りょう君ち行くと2階のベランダにうさぎいた。白くて赤い目の…名前は忘れた。
その後、うちんちで黒猫タローを飼い始め、ゆうちゃんちがサバトラの猫ラッキーを飼い始める。
お互いオス猫同士何だけど、飼い主が仲良いからなのか、2匹は外でよく一緒にいるところを目撃されてた。不思議。
後にタローは、また別のご近所のお友達の家の猫と結ばれて仔猫が生まれたので、そのうち1匹貰う。
母ネコシャム柄だったので、シャム風のミックス猫。
名前はチョコ。計2匹飼ってた。
かおりちゃんけん君ちはお父さんが大の動物嫌い(怖いって言ってた)から飼ってません。
学校で泣かされる
小1で、通学途中にゆうちゃんと何かで揉めて泣かされる。先生が教室に入る前、ゆうちゃん焦って私に散々謝るのだけど仕返ししてやろうと思って私は家に帰る。
その姿を最初に発見したのがりょう君のお母さん。
どしたん!?てなっておばちゃんに学校に連れ戻されると、先生に叱られて泣くゆうちゃんがいた。
あ、ゆうちゃんゴメンやで…て思ったので、それ以降家に帰るという行為を慎んだ。
宣教師の家の子
近所に、キリスト教?の宣教しに来てたスペイン人一家越してきた。4人兄弟のうちの1人が同級生だったので朝一緒に通学して欲しいと頼まれてしばらく迎えに行ってた。
ガジェゴ君。学校では容姿が外国人なのであからさまに虐められてました。
私はいじめに加担はせず普通に仲良くしてましたが、彼は警戒心強くなったのか、気に入らない事があっただけで私にいじめられた!と帰りの会の弾圧の場で言われた。
あの弾圧制度まだあるんかな…
なんなんやお前と思いつつ、結局その日の帰りも一緒に帰る。帰り道、たまに団地に来るパンの移動販売車が止まってて、しかも自分のおばあちゃんが買おうとしている。
それを見て、買ってもらお!と思い、じゃあ今日はここで!てバイバイしたつもりがついて来るガジェゴ。
おばあちゃん優しいのでガジェゴにも何個か買ってあげてた…後日、ありがとうございましたとガジェゴのお父さんうちに菓子折り持ってやって来た。
クリスマスプレゼント
みんなのアイドルだった、私の弟の5歳くらいの時のクリスマスシーズン。
あっくん(アキラだから)を喜ばせよう!
と、大人も子どもも気合い入れて、支度をした。
会場はりょう君ち。
人んちの勝手を知ってるので皆さん手際良くツリーやら部屋の飾り付け、料理の支度、サンタ役を決めて、親はプレゼントの用意。
アキラはミュータントタートルズにハマっていたので、タートルズのおもちゃをしこたま、サンタが担いでるあの袋に入れて外から鈴を鳴らして縁側に置く役をかおりちゃんのおじちゃんがやる。
夜になり、カーテンも閉めて宴会スタート。
みんなでご飯食べてケーキも食べてワイワイしてた頃、ちょうど外から鈴が鳴る。
あれ!あっくん!!サンタさん来たよ!
と周りが騒めくと、りょう君のおばちゃんがカーテンを開けるとそこには薄ら雪の積もった袋が!
アキラ歓喜!と同時に何で自分の家じゃ無いのに、ここにおるってわかったんかね!?と冷静なコメント笑
男子達みんなでプレゼント開けて遊び出す。
めちゃかっこええ!すげえ!とか言いながら。
みんなからあっくん良かったねー!と言われて、夜は更けた。
急にきた
小学生まで、毎日のように兄妹の如く遊んでたんだけど、ある日、ふと思う。小5だったと思う。
いつも通り、親達は飲み、子どもたちで遊んでた夜。
親達はみんな帰る中、泊まって帰る〜てここまでもいつも通り。この夜はあーちゃん、りょう君ち。
あーちゃんが大風邪引いてて鼻詰まって寝苦しそうだったけど、同じ部屋で3人で寝る。あーちゃんは少し離れ、りょく君と隣に寝る。りょう君は、必ず私の髪を弄りながら寝ていた。私の横で髪弄りながら眠りにつくりょう君を見て思った。
あら、泊まったりするのもう辞めとこうかな、と。
男として意識した、のではなく、直感であーもうこういう事するのは卒業すべきだと思った。
きっとりょう君はまだそんなこと思ってない。
次からは家に帰ろうと、ふと思った夜だった。
弟以外、中学生になった
私が私立の学校へ家から1時間かけて通っていた事もあり、ほとんど会わなくなった。ライフワークだった飲み会に顔を出しても、部活だったり、思春期だったりで話してくれなくなった。おもんないなーと思って行かなくなったのを覚えている。みんな成長グングンしていった。
現在
あーちゃん、かおりちゃん、けん君、ゆーちゃんは結婚し、幸せな家庭を持って生活されている。それ以外は独身、広島でそれぞれ独立したり各々頑張っている。
またみんなで集まって飲みながら語りたい!
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