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9/16 異形の牢獄/ミッドサマー/ライ麦畑の反逆児/ハッピーオールドイヤー

早朝。早起きってのは気持ちがいいってことを思い出した朝だ。もちろん布団で限界まで微睡むのも気持ちいいのだがね。

味噌汁にパン、試してみたけど正直あんまりだった。いやまあ美味くはあったんだけどね。甘めのクロワッサンで試したのが間違いだったのかな。まあフランスパンとかそういうのの方がいいのかもしれない。


https://omocoro.jp/kiji/303180/

怖い。ちゃんと怖くて良い。雨穴の記事、他の結構好きだけど今回のは一段と怖い気がする。普通にオチでウワっって口に出してしまったもん。それくらい良かった。結構ゾッとするけど是非。

https://omocoro.jp/kiji/242703/

個人的にはこれが一番好き。全く腑に落ちないのが良い。

僕はホラーが苦手だ。怖いから。ホラー映画なんて堪ったもんじゃない。でもそれってもしかしたら衝撃が苦手なのかもしれない。ホラー映画的な振り返ったら怖いやつがいて心臓がキュッとなる感覚、そいうのが好きじゃないのだろう。だからそういうホラー的な作品は苦手だ。ただ文章となると別で、そこまでビックリしないから読めちゃうんだよな。中学の頃とか都市伝説のサイトとかWikipedeiaとか読み漁ってたもん。とにかくビックリホラーよりもじわじわホラー派。やんわりと嫌な空気が充満していく感じの。そういう意味で雨穴の記事は秀逸で、地味な嫌さが詰まってる。特に異形の牢獄は超良くて、なんか嫌な感じなんだけど怖くなり切らないのがね、僕的にはグレイトです。

ちなみにホラー映画はほとんど見たことがなくて、唯一映画館で見たのがミッドサマー。あれは良かった。何がいいって舞台が白夜のフィンランドだから暗いシーンが少ないこと。まあ全く無かった訳ではないので普通にやめて〜とも思ったけど、真昼間の美しい風景の下で残忍な出来事が起こるのを眺めてるのは不思議な気持ちになりましたね。

https://www.phantom-film.com/midsommar/

そんなミッドサマー、ついこの間からNETFLIXで配信が開始されたようなので是非〜! 僕はもう一回見たいけど一人で見るのはキツいから誰か頼む。ちなみに公開された当初は映画館に一人で見に行ったんだけど、だいぶ人気があったのでほぼ満席で、だからかあんまり恐怖は無かった気がする。これあれよな、レイトショーで一人しかいないとかだったらクソキツいよね。


ミッドサマーを見に行ったのは渋谷のヒューマントラストシネマだった。ここは大作からマイナーなやつまで幅広くやっているらしい。僕はそこまで映画フリークではないので、渋谷で映画を見る時は決まってTOHOシネマだったし、ここに行ったのはミッドサマーが初めてだった。ミニシアターのことを考えていたら新宿のシネマカリテを思い出した。新宿にはTOHOシネマをはじめピカデリーにバルト9などデカめの映画館が乱立してるので、シネマカリテなんて聞いた事もないと思うんだけど、東南口と東口の間の道にある映画館って言ったらピンとくる人もいるかもしれない。

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そうそう、ここだ。僕はここで過去2回映画を見たことがあって、どちらも本当に素晴らしい作品だったから少し書かせてもらってもいいかな。

https://www.phantom-film.com/rebelintherye-movie/

一つめはライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー。ライ麦畑で捕まえて(課題図書とかによくなってる本です)の著者であるJDサリンジャーの半生を描いた作品。僕の大好きな攻殻SAC一期でライ麦畑で〜が作中のキーアイテムとして登場したのをきっかけにサリンジャーに惹かれるようになって。だから彼の人生と名作の誕生秘話を描いた映画が公開されると聞いていてもたってもいられなくなって見に行った。正直2年前に一回しか見ていないので内容はほとんど忘れてしまったのだが、見終えた時の清々しさは今でも覚えている。サリンジャーファンじゃなくても楽しめる映画だった、と思う。ちなみにhuluとAmazon Prime Videoで配信中なので是非。


http://www.zaziefilms.com/happyoldyear/

もう一つはハッピー・オールド・イヤー。タイに住むデザイナーが物で溢れる実家をスタイリッシュな事務所にするために断捨離をする物語。まず失礼を承知で僕らはタイという国にスタイリッシュなイメージを一切持っていないだろうけど、この作品に出てくるのはスタイリッシュな人物ばかりだ。髪型や服装、アクセサリーや所作の一つ一つが美しい。そういうスタイリッシュな一面のタイに驚いたし、自分の偏見を破壊してくれた。まあもちろん全部がスタイリッシュな訳ではなく、断捨離の対象となる主人公の実家やそこに愛着のある母は田舎臭さを存分に発揮している。で、肝心のストーリーなのだが、初めは断捨離のために実家のものをあれもこれもとゴミ袋に詰めていく主人公なのだが、家族の思い出の写真や過去に決裂した友人から借りたものを見つけて思いとどまり、最後は大切なモノと思い出を包まれて暮らすことを決めてハートフルに締め括られる...... という予想通りの展開とはいかない。主人公は悩む、悩む。断捨離をすれば思い出を捨てることになり、でも家を綺麗にしないと事務所として成り立たない。そんな二律背反の中で答えを出しきれない主人公は悩み続ける、といった映画だ。なんというか美しい映画ではあったが、描かれているのは圧倒的な現実感だった。僕たちが生きている毎日は、時折映画に勝るような出来事は起こるが、基本的には地味で起伏のないはずだ。そんな映画みたいに都合よくいかないリアルさを綺麗に描いていた作品である。こちらはNETFLIXで配信中。正直この日記には見たほとんどについて映画のことを書いているけど、これはずば抜けていい作品だと思う。なので是非是非! ちなみに今調べたら国立映画アーカイブで、明日9/17と9/23に上映しているそうなので、予定が合えばぜひそちらで見て頂きたい。


はい、国立映画アーカイブって何? 知らなすぎる。

国立映画アーカイブ(こくりつえいがアーカイブ、英語: National Film Archive of Japan, NFAJ)は、独立行政法人国立美術館が運営する、日本で唯一の国立映画機関である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

ふ〜ん、そんな面白え施設あるんだ。知らなかった。本当に僕って知らないものばっかりだな。東京、割と詳しくなった気になってたけど全然だ。当たり前っちゃ当たり前だけど僕が慣れ親しんだと思っている23区にもまだまだ全然知らないところがある。溢れているくらいにある。おそらく死ぬまでに全てを知ることは不可能だろう。それくらい溢れているからすごいよね。地球の小さな島国のそのまた小さなエリアでそのレベルだから、目線を地球規模に広げたらもう大変だ。一生かかっても知りきれない量の情報がこの世に存在しているの、恐ろしささえ感じるな。


今日完全にこれだった。ぶっちゃけミニシアターで見た映画のこともっと書きたいけどこの辺でやめておく。とりあえず明日は僕が初めてミニシアターで見たワイルドスタイルについて書こうと思うのでよろしくぅ!

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