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朝の大阪を歩いて思ったのだが、やっぱり僕は散歩が好きだ。知らない街には知らない人々の生活がある。東京とは似ているけど何かが決定的に違う街、そんな街を感じながら歩くのは何にも変え難い喜びだ。

会場近くの喫茶店に入る。店主のおばちゃん(おばあちゃんと言うべき年齢だったか)と常連らしき爺さんが雑談を交わしている、そんな文字通りの昔ながらの店だ。僕がパソコンを開いて軽く写真の編集をしようとすると、「ごめんな〜うちパソコンだめやねん」と注意された。でもそこに嫌味は全くなくて、でも申し訳なさもなくて、ただ単に気持ちのいい頼み事であった。だから僕も素直に心地よくその頼み事を聞けた。そんな人情あふれる喫茶店。

写真は少しブレているが、モーニングセットを頂いた。トースト一切れにゆで卵とバナナとコーヒー、これで400円だ。まあ悪くはないだろう。落ち着ける味だった。


最近京都と大阪は全く違う街だということを改めて理解した。東京育ちの僕は、幼い頃は大阪、京都、名古屋といった大都市はほとんど東京と同じような街並みをしていると思い込んでいた。特に大阪と京都なんてのは物理的に隣り合っているので、東京と横浜くらいの違いしかないのだろうとばかり思い込んでいた(正確に言えば東京と横浜は全然違うのだが、大雑把に見たら似ている部分もあるということで)。が、大学生になり京都に度々訪れるようになってから、京都という街の特性を知り、意外なほどの自然の多さに驚き、心惹かれていくのだった。いわば僕にとって京都は非日常の街なのだ。東京にはない景色が広がる街、それが京都。対して大阪、しいては梅田近辺ははビル街が広がり、多くの人々が行き交う。オフィスに飲み屋に百貨店が所狭しと乱立している。この様は新宿や渋谷となんら変わりなく、僕にとっては日常を感じさせる世界なのだ。もちろん大阪という街を深く知らないからこそこういった感想を抱くのかも知れないが、とにかく梅田エリア(そう呼ぶのかは他所者の僕には定かではないが)は山手線を寝過ごして飛び降りたら広がってそうな景色であり、東京にありそうで絶対に存在しない違和感の街ということになる。非日常であり日常の街、それが大阪だ。

やはり今日一日で帰ってしまうのはあまりにもったいない気がしてきた。観光地に行かずとも、誰とも会わずとも、ただただ歩くだけで街には魅力が溢れている。どんな街も変わりなく面白いのだ。一生に一瞬しか訪れないような路地こそ一番美しい。


と言うわけで今からジャッジです、楽しみだ!!!

ジャッジ終!参加者は少なかったけど楽しかった!やっぱりダブルダッチのバトルって難しいんだなと感じるね。いつもと違う空間、いつもと違う音楽、いつもと違う人間、色々な要素が僕らの足元を掬おうとする。とにかく優勝したSHUくん、おめでとう。どことなくCHEGAと似たエッセンスを感じたな。これからもっと上手くなってくれると思うと楽しみで仕方ない。

あとダンスの方で準優勝だったみずき?ちゃん、めちゃくちゃ素晴らしかった。表情と遊び心が満点だったな。聞くところによると中道家のせいしろうと幼馴染らしい。最高か!
他のダンスの方々も素敵でした。ジャッジの陽さんという方、最高にドープだったな。色々見えすぎるが故に言葉足らずになる現象、理解出来る。理解というか共感か。

ジャッジムーヴ、まあこれもまた緊張が故という言い訳をしてしまうな。もっと細部の細部までこだわり抜くべきだった。まだまだ伸び代ってことにしよう。僕のことを知らないであろう方々の手を挙げさせることが出来たのは嬉しいことだ。


それとサンドマン、いいやつだったな。初めてちゃんと喋ったけど意外と毒気の強い奴だった。ダブルダッチ、復帰してほしいな。

今いる喫茶店、行きたい店リストに入っている店だ。何を見て入れたのかは忘れたけど、とにかく雰囲気は素敵だ。グランドピアノの生演奏付き。素晴らしいね。みんなが真剣に聴き入ることもなく、ただ淡々と素敵なメロディが流れる空間、素敵だ。アレンジの効いたLast Christmas、心が洗われる。弾いている女性から焦りや義務感が感じられないのもいい。緩さは喜び也。

ふとiPadでインスタを見たらC.O.S.Aがインスタライブをしていて、覗いたら野外のイベントでDJをしているところだった。ちょうど終わりの頃だったみたいで、LOVEの元ネタの曲を流しつつ、「最後に一曲歌います」と言ってLOVEのトラックに切り替わる。最高でした。急いで画面録画したんだけど容量不足で撮れてなかったようだ。でもまあ記憶に残すことの大切さってのもあるよな。ダサいことを言うが、素敵なプレゼントに感謝したい。

さ、ここから東京に帰って明日は新木場でWSです。いっつも暇なのになんで急に忙しくなるんだろうね。ま、師走ってやつですね。これくらい詰まっているのも楽しいもんだ。




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