美しいもの

誰しも美しいものは好きだと思います。美しいと思う基準は人それぞれですが。

そう考えると、人それぞれに美しいものが存在し、いくつもの美しいものに世界は溢れている事になるので、素敵やん!と思うのですが、やっぱり人が美しいと思うものは人も美しいと思っているのが世の常であり、ああ、自分の感性は凡人だなあと思う一方、美しいと思うものを他の人と共有できて嬉しいと思う気持ちもあります。

バンクシーのステンシルアートを美しいと思うのも、ワンピースのワンシーンで泣けるのも、多くの人が米津玄師やスピッツの歌が好きなのも、アーティストの作品に人間の持つ共通の心の琴線に触れて共鳴したからだと思います。そういう心の琴線を探して辿り着くものなのか、それとも、生まれながらにして無意識に人の心を響かす力を持って難なく鳴らしているのか・・・人の才能を羨んでも仕方がないですが、自分で美しいものを生み出そうとしたこともない私としては、他人が生み出した美しいものに魅入る一方で、考えも及ばなかった自分に悔しさを感じます。

息子は絵が描くのが好きで、なかなか美しい絵を書きます。「ああ、この子は自分が美しいと思う世界を持ってるんだなあ。」応援したくなります。
でも、ママはそんな将来役に立たないことをするぐらいなら、勉強した方がいいし、無駄にお金を使うなと言うのです。

ママよ。無駄だと思うことでも、極めれば道が開けることもあるんだよ。気にせずどんどん美しい絵を描いて欲しいと思うパパでした。

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