見出し画像

直感投資#5 1番大切なこと

最近、日経新聞を読んでいると、これまでの投資の経験から思うことがあります。

それは、これまでの経済の動きから、昔悩んだ投資の成否について、答え合わせとなるような結果を見ることができるからです。

そこから思うことで1番大切な事は、
投資は人の意見に流されないことが大切 ということです。

短期的かつ少額のリターンについては、人の意見は重要です。
専門家が短期的な予想を的確にしていますし、株価も素直に動くことが多いです。
最近で言うとアルツハイマーの薬を共同開発したエーザイの株価がストップ高であがりましたよね。

しかしながら、半年後、1年後、2年後、5年後、10年後、の予測となると、そうはいきません。
複合的要因がいくつも絡み合って、長い期間の予想になればなるほど、正確な予測は困難であり、寧ろ専門家の意見の逆をいくパターンの方が多いぐらいです。

にもかかわらず、自称専門家たちは実しやかに「自分の予測を信じろ!」と情報弱者相手に好き勝手なことを言います。もちろん、専門家本人も自分の予測が正しいことを信じて疑わない訳ですが、その精度たるや、シロウトとほぼほぼ変わりません。これは情報誌や予想サイトを検証した結果としての印象です。

ではそんな時、誰に頼ったらいいのか?

もちろん、自分自身です。

少し厳しいことを言いますが、自分の考えを信じられない人は投資には向いていません。そんなことを言うと、専門家が分からないものを少ない情報でどうやって正しい情報と信じたらいいんだよ!!という声が聞こえてきそうですが、そんなに難しいことではないんです。

あなたの金銭感覚で、あなたの判断で、あなたの感性で、世の中を見渡すのです。

そうすれば、日経新聞などの将来予測を見た時に、「あれ?そうなの?なんで?」と思うものが必ずあると思います。

その感覚がとても大切なのです。

なぜ専門家がトンチンカンな予測をするのかは、その専門家とじっくり話し合ってみなければ分かりませんが、世の中の大半の人々は専門家ではない普通の人々です。物事が大きく動く時にその原動力となるのは、その普通の人々なのです。

つまり、あなたの感性に近い考え方で、世の人々は意思決定をしていきます。故にその感覚がシロウト考えと一刀両断できない結果になることが多いのです。

そう考えた時に今のアメリカ株ブームをどう考えますか?
「アメリカ株さえ買っとけば間違いない」「100前から右肩上がりだ」
そんなアメリカ株は今、割高感満載かつ空前の高騰が起きています。
どうしてか?何も考えることができない投資家がどんどんアメリカ株を信じて購入を繰り返しているからです。

そのうち大暴落するでしょう。上がるものは必ず落ちます。けれどその後、当然、下がり過ぎれば上がるでしょう。下がるものは潰れない限り必ず上がるからです。
落ちた時にアメリカ株を買った大半の人たちは、半値以下になった状況に何年も辛抱強く塩漬けにして耐えられるでしょうか?答えは否です。

庶民にそんな余裕はない。しかも落ちる時は真綿で首を絞めるようにジワジワと落ちて、脱落者を待ち構えます。耐え切れるわけがない。

結局は5年後、10年後には回復するので、長い目で見れば右肩上がりとなりますが、売って仕舞えば後の祭り。資産を半分に減らして終了です。

この話から分かっていただけると思いますが、今はアメリカだろうが日本だろうが株価が高水準のこの時期に「買い」を入れるのは非常に危険なのです。(短期狙いであれば別ですが。)

冷静に考えて判断するべきです。割高になった株は必ず下がり、割安になった株は必ず上がります。

このことをベースに考えれば、人の意見に流されず、どこに投資すべきかは冷静に判断できると思います。その他にもその投資への将来性や時代のニーズにあっているかなど、着眼点はいろいろとありますが、ヤフー株が高騰したように、ビットコインが急騰したように、時代ごとにチャンスは必ず眠っています。

自分を信じてお互い豊かな人生にしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?