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りんご農家からの手紙 #1 ーまだ見ぬ君へー りんご農家へ!

まだ見ぬ君へ。今日は2023年1月11日。りんごジュースが完成しました。
リンゴジュースが完成すると今シーズンもひと段落です。
とはいっても、すぐに来シーズンに向けて剪定が始まりますが(笑笑。

僕は2019年に、東京から長野県立科町へ移住して2021年から五輪久保というところでりんご農家をやっています。

どうして移住? どうしてりんご農家?
それはちょっとした偶然からなのです。


2019年夏。僕は妻と、北八ヶ岳にある白駒池に旅行に行きました。白駒池は原生林と苔で有名で、池の周りを歩くだけで心も身体も癒されるところです。
僕はその頃少し調子を崩していて、気分転換のために妻が誘ってくれたのです。

白駒池を散策して存分に癒されて、昼食に蕎麦をいただいてから帰路につきました。
その帰路で、なぜか道を間違えてしまいました。
道を一本間違えたかな?っと思った時、目の前にりんご畑が広がったのです。

実は、僕の母がたの祖父が青森でりんご農家をやっていました。
小学生の頃は、たびたび青森に遊びに行き、当たり前のように農作業を手伝いました。
だから、目の前の畑がりんご畑だとすぐにわかりました。
多分、普通はわからないと思います。
しかも、そのりんご畑は大きく立派な木ばかりです。
思わず僕は「すごい!このりんごの森スゴすぎる!」と言っていました。
横にいる妻は「んっ?何?」という感じでしたが、
僕は続けて「これは、神々しいほどのりんごの森だ!」と発していました。
少し大きめな声で。

その二週間後。妻が「農業フェア」なるものを見つけてきました。
あまり気乗りはしませんでしたが、行ってみることにしました。
場所は東京池袋のサンシャイン。
全国から各県のブースがいっぱい並んでいました。
その中に「立科町」のブースがあったのです。
そうです。あの神々しいほどの森がある「立科町」です。
驚きました!
でも、もっと驚いたのは、
僕がそのブースにスタスタ歩いて行き、
「りんご農家になるにはどうすれば良いですか?」と言ったことです。
自分で言いながら、自分で言っていない感覚でした。
担当の人は「まずは農業大学校の里親前研修を受けてください」と言いました。
そうして、農業大学校に行くことになりました。

君にもそんな経験があると思います。
引きつけられるというか。流れにのっている感覚というか。違えない力というか。
そんな力・流れを感じる時が。
僕もそのような力・流れを感じて、流れに乗ってみたのです。
ちょっとした勇気を出して。

今日はこのくらいにしておきますね。
次回はりんごについて少しお話しします。
それでは、また。
元気で。

まだ見ぬ君へ。



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