【不登校で疲れた親への知恵袋】子供の不登校問題で疲れた親は何をすべきか?【岩波英知の言葉・知恵袋集】
はじめに
子供の不登校は、親として非常に辛い経験です。
なぜ、どうして…?
いくら思い悩んでも、自分のことではないだけに、一層ジレンマと焦燥感が深まります。
そして子供への思いが強ければ強いほど、親は疲れてしまい、適切な対処ができず、時には不登校の子供を追い詰めてしまいます。
しかし、私は多くの親御さんがこの困難を乗り越えるためのヒントを見つけるのを助けてきました。
ここでは、不登校問題に直面する疲れてしまった親御様への助けになる情報を提供します。
私(岩波英知)の哲学
「親が変われば子供も変わる」というのが私の基本的な哲学です。
これはよく言われますが、もっというと『親は子供の為ではなく、自分の人生を生きることで、子供は立ち直れる』ということです。
あまりに不登校になってしまった、いやならざるを得なかった子供に対してエネルギーを費やすと、逆効果でますます解決が遠のいていきます。
それは、親は自分の人生を捨ててでも、子どものために頑張ろうとしてしまう悪循環に陥ってしまうからです。
今、自分の人生を生きていますか?
子供軸に99%以上なっていませんか?
親である立場以前に、自分軸で、自分主体で生きていますか?
親の心の状態が、ダイレクトに子供に直接影響するため(特にマイナスの感情)、親自身の成長と主体性が重要であると考えています。
私は実際に、親が主体的に自分の人生を生き始めて、子供は自動的に立ち直っているケースは山ほど見てきました。
子供が不登校や引きこもりになる背後には、親自身の内面の問題が関わっている場合が多いのです 。
そして、その結果が不登校の遠因となっていることが多く、子供が不登校になってから一層、親自身の人生のあり方を突きつけられます。
親が変わることで子供が変わる理由
親の内面の問題が子供に影響を与える:
「子供は怖いぐらい親をコピーします」と私はよく言っています。
親が抱える不安や焦りやストレス、抑圧感情は、子供にも伝わりやすく、結果として子供の心に悪影響を及ぼします 。
満ち足りている親は、子供も「人生は楽しいものなんだ」と勝手に思ってくれます。
しかし、常に不満やストレスを抱えている親を見て育った子供は、「人生って辛いんだな」と思ってしまいます。
まして、親が子供に幸せになってほしいとどこで負担をかけてしまうと、子供は潰れやすくなっていきます。
だからこそ、親が不登校の問題に直面したからこそ、ここから自分の人生をしっかりと歩んでください。
子供を変わらせるよりもよっぽど、親にも子供にも健康的で生産的な結果をもたらします。
自分に不満がある、自分の人生を生きずに抑圧を溜めてきている、主体的に人生を歩んでいない、そういうった親御様は、今のままだと疲れるだけです。
疲れた親を見ると、子供は自分の居場所がますますなくなると感じ、殻に閉じこもらざるを得なくなります。親自身の緩みと余裕が子供に良い影響を与える:
親が自分の心の問題を解決し、内面から変わることで、子供もその変化に良い影響を受けます。
親が安定し、ポジティブな変化を遂げることで、子供も自然と変わっていきます 。
緩みやリラックスを感じていますか?
自分が判断することすべてに、余裕のない状況が邪魔していませんか?
焦りと今後の不安で視野が狭くなった親の判断や行動は、子供にとってマイナスとなります。
余裕と緩みを得るためには、親が一人の生身の人間として、自分の人生をしっかり歩むことです。
子供が話をしたいときはきちんと向かいながら、それとは別に、自分の好きなことを主体的な選択のもと、やり続けてみてください。
楽しんでも大丈夫です。
罪の意識が出ても捨ててください。
楽しんだり、心に余裕が出ている親を見て、子供のギリギリに追い詰められた心は変化を見せていきます。子供の不登校は親の内面の拡大鏡:
子供の不登校や引きこもりは、親自身の内面の問題が拡大したものでもあります。
親が変わることで、この連鎖を断ち切ることができます 。
人間関係の中で、他者の態度は自分の内面の鏡であるとよく言われますが、子供なら拡大鏡になります。
まず余裕と緩みのある子供は不登校になりません。
親がそれらを取り戻して、主体的に生きることで、子供は拡大鏡として、より良い変化を起こしてくれるでしょう。
子供をしばらく投げておく、放って置く。
これはなんとか不登校を解決したい親にとって難しいと思うかもしれません。
しかし、今のままではジリ貧であるならば、突破口は「自分の確立」です。
疲れた親のままでは、状況を悪くする一方です。
子供の不登校克服のための具体的なアプローチ
自己認識の重要性:
親がまず自分自身の問題に気づくことが大切です。
自分の幼少期や思春期はどうだったのか、また自分の感情や過去のトラウマを認識し、それを解決するための努力を始めることが必要です 。
そして夫婦関係はどうだったのか、子供に安心する居場所を与えられていたのか、教育熱心のあまり負荷をかけてしまってはいないのか? 完璧主義をやりすぎていないか?
そういうことをきづくだけでも、今後の親子関係に大きな改善が見られ、負のスパイラルは止まりやすくなります。心のケアとメンタルブロックの解除:
親が自分の心のケアを怠らず、メンタルブロックを解除することで、子供にもそのポジティブなエネルギーが伝わります。
親に心理的ガードがあると、子供はもっと他者にガードをします。
私の誘導技術は、メンタルブロックを瞬時に解除できるため、ずっと溜め込んできた抑圧感情が解放され、フラットな精神状態になったり、緩みとリラックスの脳を構築できます。
その余裕が子供を大きく変えていきます。
親自身の成長がもたらす効果
親が変わることで、以下のようなポジティブな効果が期待できます:
子供の心の安定:
親が安定した精神状態でいると、子供もその影響を受けて心が安定します。
これにより、不登校や引きこもりの状態から脱する助けになります 。
ただでさえ多感な時期の子供は不安定です。
親が動じないでいると、子どもの不安定な心も安定していきます。
これは何よりも精神安定剤的効果をもたらします。家族全体の雰囲気が改善:
親が変わることで、家庭内の雰囲気がホッとしたものになったり、明るくなったり、子供の自己否定感が静まっていきます。
その延長線上に、前向きな気持ちが芽生えていきます。
家庭内のポジティブな雰囲気やエネルギーが、子供の行動にも良い影響を与えます 。子供の自己肯定感の向上:
親が自信を持ち、ポジティブな変化を見せることで、子供も自己肯定感を持つようになります。
親も変わろうとしている、そして変われたという事自体、子供にとって大きな刺激となります。
苦しい現場を変えられる保証を親がつくるため、子供は「自分も変わっていいんだ」「変われるんだ」と安心感が芽生え、自己肯定感が上がっていきます。
親が変わったという結果ほど強いエネルギーはありません。
最後に
子供の不登校問題で悩んでいる親御様、特にへとへとに疲れてしまった親御様は、まず自分自身の内面を見つめ直し、変わる努力を始めてみてください。
親が変わることで、子供も必ず良い変化を見せるはずです。
子供だけに変化を強いることは最悪手です。
これらの知恵と体験談を参考にして、ぜひお子様の未来を明るいものにしていきましょう。
子供を変えられるのは、子どもの自発的な心の芽生えと、それを引き出す親の変化です。
子どもの不登校や心のトラブルに親はどう対応すべきか?
その答えとヒントが下URLに多数掲載されています。
親向け岩波英知の言葉・知恵袋集
https://lp.mind-artist.com/kotodama-parents/