郷土館お宝・珍品展パート7~昭和46年(1971)~公開展示(第4回)
岩内町郷土館は、令和3年6月20日まで臨時休館となっておりますが、会期短縮となった第一回企画展「郷土館お宝・珍品展パート7~昭和46年(1971)~」をこちらのページで公開しております。
郷土館は昭和46年(1971)の開館から今年で50周年となります。平成20年(2008)には大改装しリニューアルオープンをしていますが、そのバラエティに富んだ、岩内独特の内容は、今も昔も変わっていないと感じます。
リニューアルオープン前の展示室の様子です。
有島武郎や俳人泉天郎の文学コーナー。
さび取りなど、収蔵品の手入れ作業なども行われていました。
こちらは、修復される前の100年リードオルガン。
平成12年には、国産最古のリードオルガンと判明し、町民有志の働きかけがあり、札幌の楽器修復師井筒先生の手により蘇りました。オルガンは平成30年、岩内町有形指定文化財となりました。
修復後、郷土館で開催されたオルガン演奏会の様子です。
こちらは、郷土館の前庭です。昭和50年、巨大な油彩画「松浦武四郎雷電越えの図」が、山岸正巳画伯により完成。中央の白いシャツの方です。画伯は肖像画の名士とも呼ばれ、道庁赤レンガに飾られている、歴代北海道知事の肖像画も手掛けている方です。
現在も色あせることなく、松浦武四郎と岩内の歴史を生き生きと伝えています。
山岸正巳画伯の、郷土館を描いた原画がありました!
初期の郷土館館報の表紙に使われています。山岸正巳画伯は、昭和30年代の東山遺跡の出土品の図なども手掛けています。今も地元のお菓子のパッケージに使われていたり、町のお店のあちこちで飾られているのが見られます。木田金次郎とならび、まさに地元に愛されている画家さんです。
古い写真を見てわかるのは、とにかく収蔵品の多いこと。あらゆる分野の、さまざまな立場の方が郷土館に関わり、思いを寄せられ、作られていたのだということが感じられます。
第5回へ続きます~。
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