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【プロ野球】いよいよ開幕!今年のロッテに期待していること・その1「安田尚憲の覚醒」

こんばんは、岩国です。いよいよプロ野球が開幕します。
仕事としてプロ野球に関わるようになって、今年で15年目を迎えますが、開幕戦を自宅で迎えることになるとは思っていませんでした。
仕事に追い立てられることがない分、ゆったり、じっくり、しっかり観戦しようと思っています。

さて、6月2日から始まった練習試合。1軍全12試合と、2軍全10試合(1試合雨天中止)を見ましたが、その上で私なりの今年のロッテの見所ポイントを、書いてみようと思います。よろしかったら、ご一読くださいませ。ませ。

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今年のロッテは、佐々木朗希投手の獲得と積極的戦力補強でこのオフ、多くの話題をプロ野球ファンに提供してきました。

佐々木朗希投手が敵チームを相手に、160キロ超のストレートを投げ込む姿を一軍で見ることができるのか?

あるいは、新加入選手たちがいかに活躍し、チームがマウエ・・・ではなく、他球団を「突ッパ!」していくのか?

みなさん、そこに大いに注目していると思います。私も、もちろんそうです。しかし、私がもっと注目したいポイントは別にあります。

一つ目は「3年目・安田尚憲の覚醒を見ることができるか?」。

ルーキーイヤーこそ、一軍出場があったものの、2年目となった昨年は「将来のクリーンアップを打てる打者にするため」に、あえて2軍で4番を1年間務めるという経験を、首脳陣は彼にさせた。

一昨年は清宮、昨年は村上と、他球団に入団した同期の高卒ドラ1たちが、その才能を1軍で満天下に知らしめている中での2軍生活が続く。

「僕も頑張らないと」。2軍生活の意図は十分理解していたが、同期のライバルを意識しないわけがなかった。

様々な課題を模索しながら、戦い続けた2軍での1年。本塁打と打点のタイトルという一つの結果を残した。

「今年はやらないといけない立場」と、キャンプや3月のオープン戦時、そう話していたが、なかなか結果がでない日々が続いた。2月の練習試合で本塁打を打った時の表情も決して晴れやかなものではなかった。あのまま開幕していたら、今年も2軍スタートだったかもしれない。

しかし、ご存知の通りにNPBは開幕延期を発表。全体練習再開までの時間を彼がどう使ってきたのかは、直接取材ができない現状ではわからない。そんな中で迎えた2日。2軍練習試合が再開したその第1打席で、すでに変化を見ることができた。打席の中での構えが、バットをまっすぐ立てるものになっていたのだ。

私の主観でしかないが、そのフォームでも、最初は体全体が硬く力んでいるように見え、余計な力が入っているせいか、バットがスムーズにでてこないように見えた。しかし、後から見返した6日の巨人2軍戦で2本のホームランを放った時くらいから、打つと決めた時にはすんなりバットが出てくるようになって見えた。

9日の日本ハム戦で、再びバットが出にくいように見えたのだが、その日の強風のせいだったのか、その後は打席での硬さのようなものを感じることが少なくなった。そして、1軍の試合でも、代打で結果を残すようになり、1軍最後の練習試合となった16日の巨人戦では、フルカウントからの7球目、外角低めの難しいコースをレフトスタンドに放り込んで見せた。

東京ドームとはいえ、逆方向への一発。中継では打った後の井口監督の姿が抜かれていたが、驚きと喜びが合わさったような表情で、大きな目をクリっとさせて、リストの返す仕草をコーチ陣に見せていた。私もボールをとらえてから、手首を返すのを遅らせて、バットにしっかり乗せて運んだように見えた。技術の一打。「すごい!これはすごい!」と、興奮して声が出てしまった。近所の人には、かなり迷惑だったと思う。

開幕スタメンを考えたとき、三塁・レアード、一塁・井上、指名打者は2番でいいスパイスを聞かせている角中。お方の予想はそうだろう。彼らを外してまで、安田を起用するとは、なかなか考えられない。

しかし、4番に入っているレアードが、この練習試合を見ている限り、調子が上がってきていないように見える。打順を含めて、指揮官が英断するか否か・・・。まずは開幕スタメンに注目。しかし、仮に安田が外れたとしても、少ないチャンスで結果を残し、一軍にしがみつき続けることができれば、覚醒の時を迎えることができるのではないか。自らのバットで掴み取った開幕一軍の切符。大いに今季は期待したい。

いい笑顔ですね!楽しみです!

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