見出し画像

【プロ野球】いよいよ開幕!今年のロッテに期待していること・その2「ロッテ浦和球場からの逆襲」

こんばんは、岩国です。連投です。
やっぱり開幕ということで、興奮しているんでしょうね。もういい年こいたおっさんなのに。

さて、一つ前のnoteに入れてしまいたかったのですが、長くなるので分けることにしました。

今年のロッテ、注目していることその2です。

画像1

今季のロッテが積極補強を敢行したことは、前回のnoteでも触れた。
開幕一軍を掴み、喜ぶものもいれば、開幕2軍となり、悔しい夜を過ごしている選手たちもいるだろう。

そんな開幕2軍となった投手陣で、私が今、一番注目しているのが、3年目左腕・山本大貴。今年のキャンプ取材で初めて挨拶をしたが、屈託のない笑顔で好印象を受けた青年だ。

昨年、2軍取材に何度か赴いており、実際に投げるところを見てたはずなのだが、他の取材対象選手に意識があったせいで、正直印象は薄かった。

そんな彼を明確に認識したのが、今年の2月22日。琉球ブルーオーシャンズが石垣へ遠征して行った練習試合だった。

先発・古谷拓哉のあとを受け、4回からマウンドに登った山本。先頭打者3番・岸里亮佑(元日本ハム)から見逃し三振を奪うと、昨年までチームメイトだった4番・李杜軒は空振り三振。前年までNPBチームに在籍していた打者たちから連続三振を奪う。そして、トライアウトで琉球に入団した筑波大学出身の大型選手・大城駿斗からも空振り三振。三者連続三振と完璧な投球を見せた。

横に逸れるが大城は、ライターである菊池選手(tw:@kikuchiplayer)氏が、琉球取材時にそのスイングに注目し、記事にしていた。アマ野球取材も精力的に行っているライターの目に止まったということで、今後、楽しみな選手の一人である。

話を戻そう。

山本が見せた圧巻の投球は終わらない。続く5回も、同じくトライアウト組で富士大学出身・宮城清主(西武・佐藤龍世選手の1年後輩)、東日本国際大学から深谷組野球部を経て、琉球に入団した横山辰巳を連続三振。ノンプロの打者相手の時は、特に投球に躍動感があるように見えたほど、生き生きと直球を投げ込んでいた。

続く元中日・杉山翔大には、NPB出身ということもあったのか、ボール先行で四球を与えてしまう。しかし、同じく元中日・亀澤恭平選手は初球を打たせてショートゴロ。2イニングを完璧リリーフ。こんな左ピッチャーがいたのかと、報道陣のいない石垣の地でひとり驚いたものだ。

その後、佐々木朗希投手や、開幕へ向けての1軍取材などもあり、その記憶は、頭の片隅に追いやられてしまった。しかし、2軍戦もなるべく見る!と決めたことで6月、またも心を奪われることとなる。

12日の西武2軍戦。このときの西武2軍打線は、一軍顔負けの鋭いスイングをみせる打者ばかり。1軍同様、失投をきっちり捉えきる山賊っぷりをまざまざと見せつけていた。

そんな相手に、雨でグラウンドコンディションが悪い中、8回に4番手として登板。ヒット1本許したものの、しっかり無失点で切り抜け、9回のサヨナラ勝利へとつなげていった。

特に印象に残ったのが、先頭打者・西川愛也と高木渉との対戦。左が続くところで、勝負球として投じた外角低めのおそらくスライダーがコース、キレともに素晴らしく、それぞれをきっちり抑えて見せた。

その後、17日のヤクルト2軍戦でも8回に登板し三者凡退。その前の試合を遡ると、2日のDeNA戦では、4回から登板し2イニングを4奪三振、無失点。7日の巨人2軍戦では3回から3イニングを5奪三振、無失点。いずれも無安打無四球と抜群の安定感を見せている。

投球を見終えたあと、選手名鑑を読み返してみたが、昨年までは制球難が課題だったという。多少抜けるボールなどはあったが、基本的には低めに力強いストレートと、同じような軌道から落ちる、あるいは逃げる変化球を見るにつけ、とても昨年までそんな投手だったとは想像がつかない。

吉井投手コーチは昨年「いいピッチャーはいいので、左右は関係ない」と言っていたが、現状の中継ぎ左腕はチェンと中村稔弥の2枚。吉井コーチの中でも評価の高い松永昂大は2月23日の琉球取材時に見た段階では、ようやくブルペンで投げてみることができたという段階。現時点で2軍戦で投げていないことを考えると、松永の復帰は時間はかかるものと思われる。

昨年はいろいろな投手が多くの経験を積み、その中で東條大樹は大きな飛躍を遂げた。今年は「左のダイキ」が、そんな姿を見せてくれることを、密かに期待している。

画像2

ここからはおまけ的な部分なので、口調が変わります。

一方、野手で注目しているのが、平沢大河と三木亮。昨年、怪我に泣かされた2選手です。

2月の段階では故障明けということもあって、キャンプ2軍スタートでしたが、現時点では2軍戦にしっかり出場できていますし、平沢選手に関しては、遊撃でしっかりした守備を見せていました。

昨年、1軍での守備を見ていて、不安を覚えていたのですが、今年の2軍戦での守備からは、そんな不安を感じさせなかったので、腐ることなく、有事にはとって変われるように、虎視眈々と一軍を狙って欲しいと思います。

三木選手の守備は、1月の自主トレ段階を見た時に、そのグラブさばきの滑らかさに、うわー、本当にいいな・・・としみじみ思ってしまったので、これは絶対にベンチ入りするものだと思ったのですが・・・。鳥谷選手と役割がかぶるということなのでしょうか。

レアード選手の不調の原因、ひょっとしたら、三木選手の不在が影響している・・・なんてこと、ないですよね?
野球は失点しなければ、負けない競技。今年は引き分けもあることなので、守備は重要だと思うので、特に三木選手の存在は重要だと思うのですが、いかがでしょうか。とにかく、この2選手の巻き返しに期待したいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?