お話の作り方

お話の作り方は2通りある。
①結末を決めてから作る方法と、②決めないで作る方法。
①の結末を決めてから作る方法は、伏線を張ったり、着地に失敗しないという利点がある。教科書も整備されている。失敗しづらい。欠点は登場人物の行動やセリフが結末のためのものになり予定調和となる。わざとらしい。

②結末を決めないで作る方法は、作者も話の展開がわからない、伏線も貼れない、下手したら話が着地しない。と欠点だらけなんだけど、うまくいけば「作者の想像を超えた話になる」「引き出し以上のものができる」という大きな利点が。宮崎駿や庵野秀明はこっち(少年漫画の話が大きくなるのもこのせい)

宮崎駿が結末を決めずに映画を作り始めるのと、庵野秀明が絵コンテ無しでエヴァを作るのは、「作者の引き出し以上のものができる」という利点に大きくベットしているのだと思います。自分だけでは考えつかないお話を作りたい。普通のものを作っても仕方がないという考えだと思います。

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