人生あと10年だとしたら、やりたかったこと「東工大生のリブランディング」
この記事は Iwaken Lab.アドベントカレンダーの1日目です
withコロナ時期、高熱が出たときに「ワンちゃんコロナで死ぬかも」と思った時があります。幸いコロナではなかったのですが「人生いつ死ぬかわからない」という恐怖を感じました。
私が今一番恐れているのは「後悔したまま死ぬこと」
もしかしたら10年後、急に倒れるかもしれない。
自分の人生があと10年しかなかったら何をしたいか、と考えたときに頭をよぎったのは「東工大生を活躍させたい」「東工大生のリブランディング」でした。
似たようなことは半年前にも投稿しています。
2014年の大学3年生の時、私は東工大公認サークル「サイテク」の代表でした。その時に思ったのは
「東工大生 (のような理系学生/高専生) は専門的にも実務的にも力があるのに、なぜ必要以上に自分を卑下する人が多いのか」
でした。
その結果「これは日本の国益を損ねているのではないか」と思いました。
これはアカンと。個人的な想いとしては、元任天堂社長の岩田聡さんのような方がどんどん輩出でてほしいと思っています。
「自分はクソ雑魚なんで」という口癖の人が多かった記憶があります。
なぜ起こるのかというのは、色んな理由を考察できます。
例えば、
・第一志望が東大だったけど落ちた/諦めた
・高校の時トップラインだったが、大学に入ると自分よりすごい奴が周りにゴロゴロいる→自信を失う
・東工大の知名度の無さ/親戚の人に馬鹿にされる
などが、僕自身と当時の周り、最近の東工大生をインタビューして感じていることです。
僕が気になるのは、自分を卑下することで、セルフプロデュースができず、見えない機会損失が勃発しているのではないかと思っています。
理想は、実力相応もしくは少し上の面白い機会を定常的に与えられるべき、というのが自分の考えです。
大前提僕が思うのは、学生さん個人が悪いというより、日本全体を含めたさまざまな環境が原因だと思っています。毎年毎年観察できるということは、環境に何か問題があるのです。
例えば、IT企業の現場からすると、学歴気にして仕事することはないし、学年で1位でないから価値がないということもないのです。
実際に東工大卒、もしくは理系大学卒/高専卒でビジネスの現場で活躍されている方は多いです。しかし、学生時代には気づかないことがほとんどでした (見えていない)
そして、僕は彼らが職場に来たら活躍させる自信があります。
なぜなら、彼らの多くは1か月もあれば業務内容をキャッチアップし価値を発揮するポテンシャルを持っているからです。
東工大生をペルソナとしたテック学生の強み
東工大生は、好きなコトに取りくむ能力は非常に高いです。その良さを活かしつつ、自己に対する認知をメンタリングによって修正し、社会との接点や機会創造していく必要があります。
そこで立ち上げたのがテック学生支援コミュニティIwaken Lab.でした。現在立ち上げて約半年。東工大生/筑波生/高専生を中心としたテック好き学生が12名ほど集まり、無料で彼らの個人活動を支援しています。
技術スタックとしてはXR・メタバース・ブロックチェーン系が中心ですが、動画編集やビジネスが得意な子もいます。
メンバーの強みを活かす企画やプロジェクトをメンバー同士で議論します。
型に人をはめるのではなく、人に合わせて型を作っていく。
メンバーの近況報告会を2週間に1回行うのですが、シンプルに面白い。楽しい。週末の楽しみになっています。
1か月に1回は社会人ゲストという形で交流会を企画しています。過去2回は、イマクリエイトのVRエンジニア松迫さんや、Microsoftのちょまどさん(千代田まどかさん)に参加いただいき、ゲストの方にあったワークショップを設計しています。
半年間続けてみて、メンバーの成長を感じています。
企業のインターンに合格したり、技術ブログやXRコンテンツを世の中に公開したり、ハッカソンやビジコンで優勝したりと、外部の活動で結果を出し始めています。何よりも楽しそうにやっていますね。
一方で「東工大生のリブランディング」ができたかというとまだ全然できていません。「日本が世界で輝きと誇りを取り戻す」ためには「東工大生のリブランディング」は10年かけて取り組むべき課題だと思っています。
この問題を解決すると、同じ解決法を横展開することで、他の大学の理系学生や高専生も救われるかもしれない。
解決するには、日本の教育の在り方や、メディアの在り方を変えなければならないかもしれません。
少なくとも、僕自身は、東工大生であったこと、理系学生であったことを誇りに思っています (思うようにすることを覚悟決めました) そして、この文章からわかるように、東工大が好きです。東工大生も好きです。その他の理系学生も高専生も好きです。その好きな気持ちを前面に出していきたいと思います。
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