かるたを考えるためのヒント~ゆっくりした払い練

毎日更新したいなどと言っておきながら昨日は更新しなかったので今日は反省も込めて。
決まり字論については内容が重いのでまた明日(か明後日か明明後日か……)

コロナで練習環境がなく、だからこそ自分のかるたについて考え、見直したい人も多いはず。

とは言っても何をどう考えたらいいかわからない場合もあるので、考え方となるキーワードを少しだけまとめてみよう。

とともに、自分がかるたをどのような視点で捉えているかの整理を兼ねて。

自分のかるたを考える上で、一番大切だと考えるのが払い練。

何故なら、基本的に札を取ることで枚数を減らして勝利を目指すかるたにおいて、札を取るためには最後に必ず手や身体を動かす必要があるからである。

考える上でヒントになる練習は、できる限りゆっくりと払う練習。
これなら音を出さず、畳がない、マンションの上の階などの環境でも練習できる。

できる限りゆっくりの目安として、手が動き始めてから札に到達するまで3秒くらいだろうか。
また、札に到達してからは、加速するのではなく、そのままの速度で最後のフォロースルーまで行う。

この練習をする事で、普段自分が気づいていなかった身体の使い方動かし方を認識する事ができる。

手の出し方、手の高さ低さ、肘の出し方、膝への体重の掛け方、腕への体重の掛かり具合の変化、指先の開き方、、手首の返し方、肩の入れ方落とし方、脇の開き方、取るときの目線、2字3字を取るときの手の1字2字目の時の位置、同音札が複数ある時の手の出し方展開の仕方、および溜め方、などなど、、、

などと色々あります……

(個人的な意見だけど、C級くらいまでなら手の高さ低さを気にする必要はないと思う。
手の低さで相手をガードできることのメリットばかり語られるけど、制御が難しくお手つきがしやすい、低さを意識すると手が開いた形になりやすく払いのスピードが遅くなる、などのデメリットもある。
高いことは、相手に下に入られるリスクはあるけれど、加速がしやすい、展開がしやすい、札との距離を取る分お手つきが減る、というメリットもある。
B級以上ならまあやりたかったらやってもいいのではと思う。
Aの上のほうならある程度の低さは必須なのかな?
そんなレベルじゃないのではっきりは言えないですが、特に自陣に関しては低さはメリットになりそう)

ゆっくりとした払い練で自分の動作の確認、細かいところまで意識を向けることができると、普通の払いでも無駄ない動きがなくなってスムースになり、結果的に札が早く取れてお手つきも減る。

ので一つの方法として参考にしていただけたら。