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的を射る発言・加谷珪一氏

 オブラート発言でテレビ出演も多い氏であるが、タモリ氏の『新しい戦前になるんじゃないですかね』発言について、経済評論家の立場で忌憚なく実直に述べている。誰もが知るところの「国債の過剰発行」は戦前と同じ、『第1次大戦バブルを80年代バブルに、関東大震災を東日本大震災に、国債大量発行による積極財政を量的緩和策に置き換えると、当時の日本がたどった道のりは現在とそっくりである』。
この論調を担保しているのが、現在の国際情勢だ、今にも日本にミサイルが飛んでくる、巻き込まれ戦状況を国民が共有しつつ、その前に「攻撃」もしくは「攻撃準備」を憂いなくやらないとの気分になっている。
加谷氏は今の状況を、『太平洋戦争前と酷似しているのは事実である。今を生きる私たちは歴史を教訓としたほうが正しい判断ができるのは間違いない』と断言。今の内に心ある者、知識ある者は声を大にして正直に語らないと、己の身を守れても、後味の悪い最期を迎えることになる可能性大だ。


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