予想出生率は0.68!・韓国

 2022年の出生率0.78を下回る発表に衝撃を受けているというよりも国内の反響は坦々としたもののようだ。韓国在住の日本人ママ、立花 志音さんは現在3人の子供を育てているらしく、韓国の人からは「愛国者」だと称されているという。3人を出産する動機の一つに子育て支援が日本より行き届いている面もあるという。学校給食は高校まで無料、学費の一部負担など、満足する支援体制が整っているようだ。
下降の一途をたどる理由の一つに、『10年ぐらい前から、その子供世代が韓国で結婚して子供を育てるならば、他人が羨むくらい莫大なお金がなければ幸せになれないと、思いこんでしまっているからである』と指摘している。成程、そうであれば夫婦でそれなりの納得のいく豊かさで人生を生きると判断しても不思議な事ではないだろう。
急激な民主化資本主義を実現してきた背景が、伝統の儒教精神を様変わりさせた、より中央集権的組織の強化に至らしめた、「富」への執着心を「差別」に置き換えた民族性を育てたのかも知れない。
「負け組」とされる今の若者は、「自由」であることの差別からの脱皮を模索している段階、過度期にあるとも思える。自分の人生は、国家と大企業を支える為の将来ではないと考えるのは普通のことだ。


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