犯人の思う壺

 郷原氏の『声高に唱えている人がいるが、根本的に間違っている』は普通に考えて正しい。「論」なるものが主張されている背景には、現体制維持を第一前提に物事を測っている思考経路が横たわっている。犯罪の抑止は刑法的に抑止と要因に対する改善策は車の両輪で進めるのが常道だ。

問題はローンオフェンダーは防ぎようがないマグマが渦巻いている。想定外の衝撃は常に歴史上に散在している。ここの事案に対する対応は郷原氏が指摘しているように模索する余地は多くある。取り敢えずは可能でも、法治主義、民主主義の最大機能をもってしても防止できないことも念頭において置く必要があるように思われる。


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