戸籍証明書が取れない・青沼 陽一郎

 マイナカードが全く役に立たないと憤慨している。結局、役所に行って従来通りの申請方法と料金を払って所得したと実体験を記事にしている。説明によると、『全国どこの自治体でも共通して戸籍証明書や住民票の写しを取得できるシステム整備を優先していて、この区ではコンビニ交付サービスの拡充が遅れている』と言うことらしい。目玉にしている「健康保険証」にしても読み取り機の整備されている病院は全国区で換算すると、恐らく4割前後だろうと思う。出鱈目な話に、全国健康保険協会(協会けんぽ)の加入者の1%に当たる約40万人は、ひも付けができていないと公表。原因は協会けんぽ側のマイナンバー通知が徹底されていないとあるが、通知したくないという加盟者が多いということもある。
いずれにせよ、機能システムを万全整備してから、事業を展開するのが普通の社会構造だ。こんな後先を逆転させて商売をする会社は、当然、倒産するしかない。

いくらポイントを付けても不便な商品は使わない。恐らく現時点では、マイナカードを現実に利用している国民は2割ないだろう。無償配布だからと黙っている国民ばかりだが、莫大な税金投入が科せられている。機能ミスがあれば、製作者がさらに点検補修整備に儲かるという、到底、民間では考えられないことが連日行われている。増税になるのが当たり前のことを国民自ら率先している。


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