ミサイル攻撃・過去最大規模
キーウ、北東部ハルキウ、南西部オデーサ、西部リヴィウ、ジトミルなど各地に大規模なミサイル攻撃を行っているようだ。ウ政府は、120発以上が発射されたと表明している。ロシアの求めているのは、飽くまでもウクライナの屈服を求めている。根を揚げさての停戦交渉、4州完全併合が最低の条件だろう。ロシアの弾薬、ミサイルが欠乏し始めているとの情報は以前からあるが、自国生産能力はないが、ロシアにはそれに代わる強力な武器がある。「天然ガス」がそれだ。友好国からの武器調達はそれほど難しい問題ではないだろう。交換条件で良い訳だから相手国も与しやすい。
金融制裁が効いているというが、ルーブルは高値を維持している現実の誤算が生じている。また、ロシアは債務国でない優秀な国家運営(債務残高・対GDP比17%、先進国100%前後)が出来ている。つまり、戦争を続ける余裕があるということだ。兵士が多数死んでも戦争維持体制は取れる。劣勢を伝えられている最中でも、中国軍との共同訓練を実施するし、北方領土においてもミサイル発射訓練を行う。西側が観るより以上にロシアは疲弊していない証拠だろう。プーチンはシリアのような長期戦も視野に入れている、パレスチナの再来かも知れない。