ダム決壊はロシアの爆破?

 ノルウェーの研究機関「NORSAR」が、『ダム決壊と同じ時間に、マグネチュード1~2に相当する爆発に特有の集中的なパルスの痕跡をダム付近で検出した』と発表している。爆破説を証拠付ける有力な調査資料だ。また、ウ水力発電企業は、「発電所の機関室が内部から爆破された結果、発電所は完全に破壊された」と発表、当時はロシア軍がダムを占拠していた。それと、露軍は昨年11月、ヘルソン州の地域から撤退した際にも橋の一部を爆破している。爆破による被害結果、どちらを利するかという見方もあるが、単純に考えて劣勢気味の方が妨害工作に走ったという見方が普通だろう。

ダム爆破は、度重なる悪条件が意図した効果より以上の自然の爆発を招いた、想像以上の破壊力をもって人間を苦しめる結果になったことだ。戦争とは当初の意図通りにいかない破壊力を伴うものだ。それを性懲りも無く繰り返す権力者は人類の敵だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?