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原発推進へ大転換

 「GX基本方針案」は大問題である。政府は2018年に「再生エネルギー主力電源化」を閣議決定した。第5次エネルギー基本計画において、原子力エネルギーを副次電源化と位置付けた。2011年3月の福島1号機の爆発を教訓として自民党、公明党も賛成して、「40年廃炉基準」を導入した。この方針をあっさりと棚に上げてしまい、今や無かったかのような政策になった。魂消たことに、新規建設や60年以上、運転開始から70年まで運転を認めるなど考えられない原発推進になっている。

騙されてはいけない、「次世代革新炉の開発・建設」という安全性をアピールしているが、全くの根も葉もない絵空事に近い「目くらまし」に過ぎないことだ。どの関係者、建設関係者も具体的にこれに触れた言及がないのが証左だ。つまり、建設するつもりがないということだ。結論は、既設原発の運転延長を画策しているとしか考えられない。恐ろしいことだ。


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