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成田悠輔氏は危険人物か?

 中島聡氏は三島由紀夫になぞられて、「若者によるクーデター」を呼び掛けている『本当に過激な発想を持つ「危ない人」なのではないかとも思えて来ました』と述べている。成田氏は当初から「本気だ」と発言しているので間違いないところだ。私は、結論から言えば、「危険人物」ではないと断言する。
成田氏の「若者」は、普段から凶器を振り回していない、恐らく暴力を全否定する人達のことを指していると思っている。三島由紀夫は普段から刀を振り回していて、「言葉」を越えた力学に期待していた。「言葉」の木霊を信じていた。成田氏の三つの危険、「世代交代が進まない」hz若者に力量が
ないだけの話だ。「少子高齢化は最大の危機」は日本が丁度良いかも知れない8千万人人口国になるのに良い機会だ、危機ではない。「延命治療問題」は日本特有の公共事業の側面が強いから、直ぐにでも止められる。従って、指摘されている三つの危機を打破するのに「若者によるクーデター」は左程、必要ではない。

以前も就職氷河期世代の叫びとして、「希望は、戦争」というフレーズが注目を集めたことがあったが、今や「表現の新自由主義の手から表現の自由を守ろう」に落ち着いている。テレビでの露出が減ったから「集団リンチ」だ云々と言っていないで、自己の身近なところで改革はできる。メディア露出が変革の象徴になっている限り、日本の明日はない。


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