暗殺が成功してよかった・島田雅彦

 所謂、二足の草鞋が齟齬を招いた結果になっている。社会的に悪であっても、個人的には必ずしもそうでないことを生んでしまうのが人間の性である。本人が『大きな誤解を招いたことを反省し』とあるのに尽きる。但し、次の発言は的を射ていない、『こういう無責任な言論が、今回の岸田文雄首相への爆弾テロを誘発したのだ・産経新聞』。
島田氏のツイートに1500件以上のリプライが集まり、その影響力を危険視する主張はあるが、これは、テレビ等での事件報道をどこまでするかといった、よく解らない議論と同じで、あると言えば有るし、ないと言えば無い。1億2千人の2人の行動が連鎖するとは考え辛いし、またないとは断言できない。こんな予測が出来る位なら、歴史は常に軌道修正できてきた筈だ。

国家権力の暴力、言論の弾圧を強行して、一切のこれらを国民に徹底した場合、どんな社会が出来上がるか想像できない人間に限って、暴力は絶対ダメだ、言論の過剰はダメだと騒ぎ立てている、これが現実だ。


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