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スケープゴートの消滅と、よりエモく生きていい時代。個々の水瓶の水(感情)を認める力 -風の時代の他3エレメントの使い方考察・水のエレメント編-

占星術やスピリチュアルにほんの少しでも興味がある方ならまず避けては通ってないだろうワード【風の時代】についての考察です。グレート・コンジャンクションとは...?についてはもう名だたる先生方が各種記事にまとめてらっしゃいますので割愛いたしますが(仕組みや一体なのかはググってみてね!)大型天体である木星と土星の20年ぶりの急接近であり、今回「土(地)の時代から風の時代になる!」と騒がれているのはミューテーション(エレメントの移動)があるからなんですね。今まで200年ほどこのグレート・コンジャンクション(木星と土星の最接近)は地のエレメントで起こっていたのですが、今回2020年12月22日のグレート・コンジャンクションを機に軸が「風のエレメント」に移ります(ミューテーション)。本noteではこの風の時代を残り3つのエレメントである火・地・水のエレメント視点から風を考察します。※前の記述で今回のミューテーションを""グレート・ミューテーション"と記してしまいましたが、正しくはただ単純にミューテーションです。グレート・ミューテーションは火のエレメントに回帰してきた時のミューテーションのことです。お詫びして訂正申し上げます。


風の時代は超監視社会の実現によって生贄文化と割を食わされている人が消滅する

インターネットがでてきて、SNSがここ15年とかで一気に発達しました。そしてスマホのカメラの技術や通信を取り巻く環境も飛躍的に進化を遂げましたよね。今や一人一人が立派なメディア。突然目の前で起こった事故事件なども、スマホのカメラで動画撮影してそれをTwitterなどにUPすればそれがその夜の特ダネとしてニュースで流れていたります。一人一人がいつの間にか、カメラマンとなり意図せずジャーナリストとなってきてしまっています。大学時代に「目の前で起こったことを瞳孔でパシャって写真にできたらいいのに」っていってた友達いたっけ。多分風の時代200年の間でなら実現可能そうだよね。ICL(インプラントコンタクトレンズ)手術とかとセットになってね。いや、もしかしたら200年と言わず今後20年で可能になってるかも知れないね。

風の時代は"相互監視"により人によっては窮屈な世界になるだろうし、またある人にとっては「報われた」「やっと助けが来た」という救済の時代になるのではないでしょうか。

ここ近年で起こった #MeToo 運動は、まさに風(SNS技術)を利用した水エレメント的共感共振のムーブメントです。純粋に数だけの問題じゃなくて、大きく空気が、そして感情が震えたのは女性たちの訴えが切実で切迫したものだったからです。

ヨーロッパにはかつて魔女狩りという恐ろしい風習がありました。魔女(本人が魔女を名乗っているかどうかは別として)は本来「自然の叡智を知る賢い女」という認識で薬草などを使い病気の治療をしたり時に占いをしたりする何でも屋でした。しかしキリスト教にとっては不都合な存在であり異教徒として認識されるようになり、『魔女に与える鉄槌』が出版されてからは魔女への風当たりは更に強くなり多くの一見魔女的な人たちが拷問などによって命を落としています。ペストや戦争など、社会情勢が悪くなるほど人々のフラストレーションは溜まっていくものです。そのはけ口に"魔女"が必要だったのでしょう。

これを現代に置き換えるとするならば今年でいう最も大きい話題。アメリカ、白人警官による黒人への不当な暴力。そこからのBLMの動き(スケープゴートサイドからの逆襲)でしょう。

当初SNSが盛んになってきた2011年くらいは、私は「魔女狩り的なことは人間の習性的になくならない。ネットの世界でもスケープゴートにされる人はい続けるんだろうな」と思っていたのですが(過剰な炎上騒動とかみていて)、今2020年現在その認識を変えています

なぜなら、スケープゴートにされていた人たちの"逆襲"がSNSという新しい社会の習熟。および万人のネットリテラシーの発達によって前よりも格段に可能になっているからです。


従来よりも格段に「援助要求可」そして「救済可能」な時代

スケープゴートは直訳すると「逃げる山羊」となります。wikipediaによると『ヘブライ聖書のレビ記16章において、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を負わせて荒野に放した山羊を指した。』とあります。

要はこの山羊は人が本来背負って償わなくてはいけないものを肩代わりしてくれているわけです。そこに自分の意思はありません。あったとしてもどうしたいとかどうなりたいとか考えているヒマもなく人から与えられた任務を全うします。

もしかしたら動物である山羊にも意思があったのかも知れないけど、少なくとも人間には感情があり意思があります。

キルギスの誘拐婚、アフリカの女子割礼など、本人の意思に反して未だに行われているその土着の風習(地のエレメント的)は、その土地とは無関係な外側からカメラが入ることによって実態を明らかにし、彼女たちの心の叫び(水エレメント的)をメディアの風に乗せて遠くまで飛ばす事ができました。外側からサポートすることも出来るし、なおかつ今後更に風の発達によって本人たちの正直な気持ちをSNSに乗せることもよりできるようになるのではないでしょうか。※最も長年の”土着の文化”として根付いているものなので自分の意思だったり、そういうものだ賛同している人もいると思います。

スケープゴート、クローズドなコミュニティで割を食わされていた人は自分の意志で脱出、そして救済を求めやすくなる社会が実現すると思っています。

2020年は結果的に大変な年になりましたが、木星も土星も冥王星も山羊座に集まっていて山羊座のキーワードである「大衆」「伝統」「一般常識」という部分が大きく揺るがされました。誰が忘年会で一同集まれない12月になるなんて予想していたでしょうか。触れられないってなに?会社にいけない?むしろ出勤しないことが好ましい世界になっています。山羊座が一度崩壊。ゴート消滅も起こったのです。


山羊の崩壊。そして水瓶の水は勢いよく溢れ出す。

12月22日の水瓶座でのグレコンを機に、そして冥王星が2023年には水瓶座に入り始めますが、「やっと出番?」と言った感じで水瓶の中にある水がバーっと溢れ始めます。その勢いは初期ほど激しそう。

SNSが暴いたこと、それは、

私達はあまりにも違くて、一人として同じではない

ということです。

一つの情報をみても、感じ方がまるで違う。同じ赤を見ているはずなのに、一人はひぃ...血の色だ...として顔面蒼白となり、もう一人は わぁ!赤身肉の赤だとして食欲を刺激され焼肉行きたーい♪となる。

あまりにも感情(水)はバラエティに富んでいます。

人の感情や個性を認めるためにはまず自分の正直な感情と仲良くなる必要があるでしょう。

「私、今悲しい!」「なんかあれ、すごく嫌だった!」「これめっちゃ好きだー!」っていう感情。

そして感情(水)は共振します。ポジティブなものにもネガティブなものにも。

エモい人ほど多分風の時代は目立ちますし注目されます。しかしながら強い共振力にはそれなりに責任も伴うし共振することによって自分が疲弊することもあるでしょうから何の水気(感情)を風に乗せて何を風に乗せないか?は吟味していく必要はあるのかも知れません。



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