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呼ばれたいって言われたい、エコリカちゃん

まあ男性編もあるので、エコリカちゃんが女性とは言い切れないわけですが、それは置いといて。

私は朝起きるとまずAMラジオを付けるのが日課です。聞くのはだいたい文化放送のおはよう寺ちゃん活動中!か、ニッポン放送の飯田浩司の OK COZY UP なんですが、そのニッポン放送の番組を聞いていると、たまに、いや毎日なのかもしれませんが、非常に気になるCMが流れます。CM丸ごと歌なんですが、歌詞はこんな感じです。

エコリカと申します。インクカートリッジを作っています。
おおエコエコリカリカ、エコリカちゃん。エコリカちゃんと呼ばれたい。

実に意味不明。しかし歌っている女性の妙にこなれた感じの歌いこなしは間違いなくプロ。そして一度聴いたら忘れられないメロディ。半端ないクオリティ。
もうずうううっと気になっていたのですが、ついにググってしまいました。

こちら、エコリカのホームページです。

歌の通りインクやトナーのリサイクルカートリッジを作っている大阪の会社です。いや、歌の通りではありますが、歌の雰囲気とはちと違う。どう見ても演歌の雰囲気ではないのですが、よく見たら大阪の会社でした。なるほど、大阪と聞くとしっくりくるような気もします。

そして、色々探ってみたところ、PRのページにございましたよ、ラジオCMの音源が。

では皆さん、お聞きください。

エコリカの歌 女性編1  (音が出ますのでご注意ください。)

どーです、この切れの良い歌声。冒頭の「エコリカと申します。」という他人行儀な挨拶から「エコリカちゃんと呼ばれたい」と甘えに転じるまでわずか20秒!うう、かわいい…。このギャップにおじさんはやられてしまいうわけですね。
しかもそれが演歌ですから、妙な色気もあってなんだか美人のホステスさんにかしずかれておもてなしされているような錯覚すら起こしてしまうわけです。

この曲を作曲したのは"浪花のモーツァルト"ことキダタロー氏。御年91歳にして全く衰えを感じさせない、そして企業のイメージソングと言えども妥協を許さない仕事ぶりは実に素晴らしいです。

そして、この愛らしくかつ色気のあるエコリカちゃんを演じているのは歌手の塩乃華織さん。もちろんシングルもリリースされている女性演歌歌手です。その他スタッフのプロフィール、この歌の歌詞はこちらに記載されていますが、エコリカの社長頭おかしいんじゃないかと思うくらいの本気度を感じます。

ラジオではわずか20秒に編集されているわけですが、曲そのものは3番まであって、トータル3分に及ぶフルスペックのキダメロディーです。フルコーラスで聞くと全然違う次元の完成度に仰天します。

それではフルコーラスで、お聞きいただきましょう。
塩乃華織さんの歌で、
「エコリカちゃんと呼ばれたい」(フルコーラス版)
はりきって、どうぞ!
(↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑音が出ますのでご注意ください。)

いやあ、どうです。私はもう大満足です。ご機嫌であります。願わくばエコリカちゃんと差し向かいで熱燗などを傾けながら「エコリカちゃんと呼ばれたい」とか言われたくなっちゃいます。おっさんと呼ばれてもいい、ジェンダーなんかあっちいってしまえ!
いやあ、やっぱいいわ。女性最高。

ということで、最後は今絶賛売り出し中の塩乃華織さんの新曲、
「命さらしても」をしっとりと聞きながらお別れです。

また日本クラウンってのがいいよねぇ。
それではみなさま、ごきげんよう。

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