南の地の日本酒
すっかり暑さが落ち着き秋だなぁと思う気候になりつつある今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。
10月になり大学が始まってしまいました。嬉しいようなしんどいような。
夏休みは隠居したてのおじいちゃんみたいな生活をしていたので、そこら辺を振り返りつつお酒レビューやっていきたいと思います!
長期休暇ならではの交流
長期休暇の楽しみの1つに旧友との再会があります。
就職をして時間が合わなくなった友人や、地方の大学に行きなかなか会えない友人とも長期休暇中はたくさん会えます。
あまり活発な人種ではないのでちょっと飲みに行ったり程度の交流ですが、普段会えない人との会話というのは楽しい物です。
楽しいんですが。
同年代は大学四年生または社会人四年目なので、楽しくない話題も出てきます。
卒業と就職と結婚の話ですね。
仕事なんてしたくねぇぇぇ!でも留年もしたくねぇぇえ!と騒いでる友人を見るのはなかなか面白いですが、自分も1~2年後はこうなるんかな、と複雑な心境です。
そして結婚、これまったく縁があるとは思えないのですが。
高卒で社会に出た友人や専門までの友人の話を聞いているとまぁ結婚ないし出産した同年代の多いこと。
私は家でぐうだらしてるというのに、既に家庭を持って命を背負って仕事してる人がいるのなんて、シンプルに尊敬です。
私にはできる気がしない…(´・ω・`)
今のところ直接的な関わりが強い友人に結婚した人はいませんが、だんだんこの手の話題は増えていくんだろうなぁ…としみじみしてしまいました。
大学生らしいのからしくないのか
とはいえ私はまだ2年生、遊んでもぐうだらしてもまだ許されるはずです。許される…よね?
ちょっと勉強して妹と遊んで、夜になったら野球中継を見ながら晩酌。これが基本です。
昭和のおっさん感が強いですが、良いのです。
たまに大学に行きます。目的は友人と麻雀をうつことです。
ますます昭和のおっさんです。気にしたら負けだと思ってる。
他大学に行く機会がないので分からないのですが、今時の大学生は大学で麻雀ってしないんんですかね。
禁煙で手摘みなことにさえ目をつむれば比較的良い遊びだと思います。
麻雀はもちろんwithお酒です。
スーパーでおつまみとお酒を選ぶのって楽しいですよね。
そんなこんなでお酒ばっかり飲んでるせいか、嬉しいことに、お土産の日本酒がいっぱいです。
後輩にまでもらうのはいかがな物かと思う部分もありますが、有り難くいただきます。
ということで今回は熊本土産にいただいた日本酒でございます。
熊本城ラベルの日本酒
今回の日本酒は熊本土産の日本酒でございます。はいど~ん。
日本酒と言えば東北や北陸、京都に四国とありますが九州の日本酒は珍しいですよね。
九州はどちらかというと焼酎多め、焼酎も芋や黒糖が多く米の印象は全くないですね。
先ずは一口。
フルーティーですね、メロン感がある。
んでもって甘口。甘口だけど水っぽい飲みやすさ。
味の印象が慣れないです。お米が飲んだことないものなのかな。
後味はちゃんと日本酒。
あんまりおつまみ!って感じじゃないですね。じんわりとしたうま味のあるものが合いそうです。お味噌とか?
家にあるものを色々合わせてみたところ、一番しっくりきたのはお大根の煮物。出汁じゅわ~にベストマッチです。
気になりすぎて近所のスーパーでオクラを買ってきたところめちゃくちゃ合います。
牛角の塩オクラ、野菜系のおつまみにオススメ(^Д^)
(https://foodlabel.co.jp/products/)
そもそも日本酒とは
先ほどちょっと書きましたが、九州の日本酒ってそんなに見かけないですよね。
なにゆえか。
その話をする前にちょっと日本酒の定義に触れてみたいと思います。
日本酒は国税庁よりその定義が明確にされています。
というか大半の酒類は実はきちんと定義されているのです。
日本酒は清酒の一種です。
清酒の定義は
イ 米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
ロ 米、水及び清酒かす、米こうじその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(イ又はハに該当するものを除く。)。但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(こうじ米を含む。)の重量をこえないものに限る。
ハ 清酒に清酒かすを加えて、こしたもの
です。
原料に関しては追記があるのですが、ややこしいので今回はカット。
詳しくはこちらをご覧ください。(https://www.nta.go.jp/about/council/sake-bunkakai/021127/shiryo/07a.htm)
更に日本酒の定義は
1.原料の米と米麹に日本産米を使っていること
2.日本国内で製造されていること
となっています。
(https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/besshi01.htm)
日本酒は知的財産権の1つとして保護されている物であり、シャンパン(シャンパーニュ)のように生産場所や原料に成約があるものなんです。
高級なシャンパンと日本酒が同じように特別な物なんてあんまりイメージがわきませんが、日本酒は日本酒というブランド品なのです。
そして日本酒は米と米麹と酵母と水でできています。
つまり、水が豊富にあれば米所でなくても日本酒の製造が可能なわけです。
お米は自分達で作らずとも構わないんですね。
とはいえ、日本酒の醸造所や酒蔵は歴史あるところが大半であり、日本酒をつくるためにお米を遠くから購入するなんて面倒なことをするところは少ないです。
というかここ数年でできた醸造所って殆ど無いですし、現代の流通を基準に買い付ければいいやんけとは言えないわけですね。
これが米所で日本酒の製造が盛んな理由かなと思います。地産地消てきな。
んでもって九州の米の生産量はどうかというと、とても少ない。
育たないというわけではないのです。何なら米の伝承は九州からとも言われており、むしろ米の本場のような感じもします。
ただ、シラス台地と呼ばれる九州南部は火山噴出物で構成されていて、稲作にまぁ向いていないのです。
育てやすい芋類と場所によっては育たないお米、どちらを作るってまぁ芋類を選びますよねと。
ということで九州に日本酒が少ない理由は単純に、土地柄お米の生産量が少ないからということになります。
最後に
最近自分って結局お酒だよなぁと思い、お酒についていろいろ調べております。
Noteを書くときもうろ覚えな知識で嘘を書いてしまうと問題なので、国税庁やらの公的文書をちまちまとあさりながら文章を書き進めています。
なんだか論文を書いている気分。
とはいえ内容はゆるふわっと酒について学びつつ語る物なので、ゆるい気持ちで読んでもらえればなぁと思っています。
のんべぇが酒飲みながら書いて後から手直しした程度の物ですもの、そんな真面目に読まれるとむしろ困ってしまうかもしれません。
夏休み中は何もやる気が出ず、PCを開くことすらなかったので書きたい物が溜まりまくっている状況です。
今年の夏は10本ほどお土産の地酒をいただき、自分でも何本か購入しているので全てを書こうとすると大変てぇへんな事になります。
だいぶ寒くなり熱燗向きのお酒や秋の期間限定熟成日本酒も紹介したいですし、まぁ気まぐれに更新するのでたまに覗きに来ていただけると嬉しいです。
野球はシーズンが終わり暇な日々が続いています。
暇すぎて飲みに行く回数も増えるかもしれません(*´∀`*)
酒蔵めぐりなんかもいいかなぁと思っていますが結局やらずに終わりそうなのでここでやります宣言、シーズン始まるまで酒蔵を見て回るぞ!!
通販されていないお酒も買えたら良いですなぁ。
皆さんも素敵な酒ライフを!
熊本城(https://www.zuiyo.co.jp/products/nihonshu/6623/)