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【solibri】ゼロから分かる干渉チェック【ルール作成編】



1. はじめに


初めまして。N子です。

建設現場の作業所でBIM業務を行ってもうすぐ2年になります。
まだまだ未熟者ですが、初心者の方や周りにBIMモデラーがいない状況の中ソフトを使いたい、そんな方々に向けて丁寧にゆっくり解説できたらと思います!
よろしくお願いいたします!



さて今回は、「solibri」を用いて干渉チェックのルール作成からレポート化までを、4回に分けて紹介していきます。

第1回 ルール作成編
第2回 干渉チェック編
第3回 案件作成編
第4回 レポート化編

本日は『第1回 ルール作成編』

干渉チェックを行う上で「どういう条件で見つけてもらうか」
“条件=ルール”
をsolibriに教えないといけません。

今回は2つのIFCデータを用いて干渉チェック用のルールを行っていきます。

構造モデル.ifc
設備モデル.ifc

この2つのモデル同士がぶつかり合っている箇所をsolibriで自動的に見つけてもらいます!
それではルールの作成の本題に入ります。


2. ルールセットマネージャー


ファイル〉ruleset manager
を開きましょう。
こちらの画面でルールを作ったり、修正したり、保存したりが可能です。

ファイル〉Ruleset Manager


ルールセットマネージャー


まずは画面左側を簡単にご紹介

①ルールセットフォルダ
既に作成されたルール・ルールセットが入っているフォルダ
(ルールセット=複数のルールがセットになったもの)

②ライブラリ
まっさらな状態のルールが入っているフォルダ

③ワークスペース
新規ルールセットを作成する場


3. ルールセットとルールの作成


1.ワークスペースの“新規作成“マークをクリック
「Solibriで開いているルールセット」にして“OK”
ルールセットの名前を入力します。

2.ライブラリ>"Solibri Common Rules">"一般干渉ルール" を
①のフォルダ内へドロップ&ドラッグして追加

(他にも色々なルールがあります!
今回はモデルとモデルがぶつかり合う箇所を検出したいので“一般干渉ルール”です)

“一般干渉ルール”をクリックすると右側にこんな画面が出ます
情報ビュ―:名前と説明を入力
パラメータービュー:条件を入力


4. パラメ―タービューの設定



コンポーネント1とコンポーネント2にそれぞれ“フィルター“で条件を入力し、1と2の条件に合ったモデル同士で干渉チェックを行います。

今回はコンポーネント1に「構造モデル.ifc」
コンポーネント2に「設備モデル.ifc」を設定していきます。

まずはこちらをクリックしてフィルターを追加します。

フィルターには

  • 状態

  • コンポーネント

  • プロパティ

  • 演算子

を設定する項目があります。
下記のように設定していきます。



"コンポーネント2"も同じように設定(値は"設備モデル")



許容誤差を0にします。



ルールセットは保存することができます。



以上でルールの作成は完了です。
次回はこのルールで干渉チェックを行なっていきます!



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