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【Solibri】梁の表面積を表示する?【Archicad/Revit】





1.はじめに

こんにちはN子です。
前回のSolibriの記事では情報の取り出しから、鉄骨の数量や体積を出す方法を紹介しました。

記事作成時に「梁には表面積の項目が無いな」と気づいたので、今回はArchicadとRevitで表面積の情報を出力し、情報の取り出しで表示してみようかと思います。
※壁やスラブは表面積があります。

Archicadサンプルモデル


2.【Archicad】表面積プロパティを出力させる

情報ビュー>その他のプロパティ>ArchiCADQuantities
の中に表面積がある方はそのままでOK
無い方はArchicadのIFC変換設定を編集しましょう


まずはIFC変換設定を開きます。

ファイル>相互運用性>IFC>IFC変換設定…

今回は一般的なエクスポートを複製して作成します。



「データ変換」からモデル内のエクスポートする情報を指定することができます。
「…」をクリックして「IFCエクスポート用データ変換」ダイアログボックスを開きます。




ここの「要素パラメータ」にチェックを入れるとSolibriに「ArchiCADQuantities」が表示されるようになります。



プリセットを新規作成して、変換設定に当てはめます。
IFC出力時にこの変換設定を選択して出力しましょう!




3.【Revit】表面積プロパティを出力させる

情報ビュー>その他のプロパティ>BaseQuantitiesの中に
NetSurfaceArea(正味表面積)がある方はそのままでOK
無い方はRevitのIFC書き出し方法を編集しましょう

Revit構造サンプルモデル



ファイル>書き出し>IFC をクリックします



「IFCを書き出し」のパネルがでてきたら、「設定を変更…」をクリック



「設定を修正」パネルから「プロパティセット」を表示します。
この中の「基本量を書き出し」にチェックを入れた状態でIFCを書き出します。


4.【Solibri】情報の取り出しで表面積カラムを表示

前回の記事でも紹介したカラムの追加方法で「表面積」を追加すると・・・


Archicadサンプルモデル
Revitサンプルモデル


表面積が出せました!


カラム名をダブルクリック→「カラムを編集」パネルから名前を変えることも可能です♪


今回はArchicad、Revitのそれぞれに元からあるプロパティを表示させましたが、自分で作成したプロパティでもIFCに書き出してSolibriで色分け表示することが可能です。
工夫次第では耐火被覆の表面積も出せます。
ぜひお試しください!

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