菊花賞 全頭診断

みなさんこんにちは!
先週の秋華賞はリバティアイランドが見事三冠牝馬に輝き、川田騎手もバースデーとめでたい尽くしでした。
馬券的には相当渋い配当になってしまいましたが、見事S評価の2頭は馬券内に来てくれました!
特にマスクトディーヴァは後方から驚異的な末脚で追い込んできましたね。次走ももちろん買いたい一頭です。

さて、今週は菊花賞。京都の芝3000mの長距離に3歳牡馬が果敢に挑むレースになります。もちろん着順は大事ですが、まずは全馬が無事にゴールまで辿り着けることを願ってます。

コース解説、レース傾向

コース解説

京都 右回り 芝3000m

スタートは向正面3コーナー手前から。上り坂からスタートしてコースを1周半走る。
最初のコーナーまでは200mほどと短く、コーナーは合計6回回る。
3コーナーの坂を2回通るため、スタミナは必須。
最後の直線は400mと長く、平坦。
長距離なのであまり枠順の利はない。

レース傾向

・勝ち馬の半分以上が内枠から。
・2桁人気の好走が少なく、上位人気馬の成績が安定しているため、中荒れ以上は期待しずらい。
・前走神戸新聞杯組が【6.5.4.51】と成績良。次いでセントライト記念組が【3.3.1.43】
・日本ダービーからの直行は前例がほぼない。
・ハーツクライ産駒は【0.0.0.13】と実績皆無。

全頭診断

S評価

⑦🐎タスティエーラ🐎
前走日本ダービーはスローペースで展開が向いたのもあるが、皐月賞勝ち馬にリベンジしたのは高評価。
前々走皐月賞は先行馬が直線失速していく中で2着に粘り、能力の高さは見られた。
2400mにも対応し、血統的にも長距離いけそうなのはプラス。心配なのはダービーからの直行だが、調教見る限り休み明けでも元気よく走っており、世代トップレベルの能力、枠順も問題ないため、S評価です。

11🐎サトノグランツ🐎
前走神戸新聞杯は前残りの中で中団から差してきて残り1ハロンで抜き去って1着。休み明けであったもののいい末脚で追い込んできたのは評価できる内容。
前々走日本ダービーは大外枠から後方待機。直線でも伸びず11着。あまり評価できない。
産駒的に長距離、菊花賞は得意そう。前走の成長ぶり、京都コースでの好走歴もあってここはS評価です。

A評価

⑧サヴォーナ
前走神戸新聞杯は人気薄ではあったがスローペース前残り馬場が向いたこともあり、先行したこの馬は2着と好走。
前々走信夫山特別はハナに立った。直線伸びる外に出して逃げ切り勝ち。
これまでのレースっぷりを見てもスタミナがあり長距離に対応できそうで叩き2走目なのもいい。メンツ的にもスローペースになりそうなのも展開向きそうでプラス。ハナには立たなくても2番手あたりで競馬をして欲しい。鞍上もダークホース的なイメージ。A評価。

14🐎ソールオリエンス🐎
前走セントライト記念は休み明けということもあり、勝ち馬のほうが枠も良かったと敗因は明らか。
皐月賞、ダービーの内容からも世代トップレベルなのは間違いなし。
今走も14番枠からの出走ではあるが、できれば中団にはつけていきたい。京都コースでの実績がまだ無いのは不安。少し割引してA評価です。

17🐎ドゥレッツァ🐎
ここまで4連勝。その中でサトノグランツにも未勝利戦で勝利。しかし、今回は重賞初挑戦。しかもいきなりのGⅠ出走がどうなるか不安点。大外枠ではあるが、逆にポジションをとりやすく、長距離でもあるため無理に先行しなくてもルメール騎手であれば徐々に上がっていけると思うのでマイナスではないと予想。期待を込めてA評価です。

B評価

①🐎トップナイフ🐎
前走札幌記念では4馬身差を離されての2着。それまでの凡走とは違って成長度合いも良く、斤量差を活かし、他馬が避けた内を走って逃げ延びたのは高評価。
今回は3歳馬同士のレース、スタミナ面、最内枠、時計のかかる馬場だと出番がありそうな点も含めてB評価です。

⑥🐎リビアングラス🐎
前走阿賀野川特別は逃げきって1着。先行有利馬場で脚質が向いた。
前々走の京都新聞杯もハナにたち、スローペースを作ったものの上位二頭にかわされて3着。あまり評価できない。
ハナに立って自分のペースで走れれば着内に粘る可能性は充分あり、京都コースも好走歴があるためB評価です。

⑨🐎ノッキングポイント🐎
前走新潟記念はスローペースからの直線勝負になり横並びからこの馬が抜け出してきたのは斤量差もあるが、古馬相手に評価できる。
ダービーでも好走しており、世代の中でレベルは上位。二桁人気になるような馬ではなく、古馬相手にも勝てるような実力があるのでここも期待。距離不安は多少あるのでB評価です。

12🐎ハーツコンチェルト🐎
前走神戸新聞杯では直線伸びず5着。ペースが向かず、休み明けということを考慮すると度外視したい。
東京コースでは毎回好走しており、直線長いほうが良さそう。ハーツクライ産駒、右回り苦手はマイナスポイントなので今回はB評価です。

13🐎ナイトインロンドン🐎
前走神戸新聞杯は先行したものの11着と負けすぎな内容。それまで3連勝し勢いに乗っていたもののメンバーレベルが上がると凡走と評価できない。
前走の内容で人気は落ちそうだが、メジロマックイーンの血を引いており、スタミナが試される展開になれば出番はありそう。B評価です。

15🐎ファントムシーフ🐎
前走神戸新聞杯はそれまでとは一変して逃げ。前残り馬場もあって3着と好走。
今回逃げるのか控えるのかにもよるが、鞍上は経験たっぷりの武豊騎手。京都得意なため期待したい。
外枠は微妙なため、ここはB評価止まりです。

C評価

②🐎ウインオーディン🐎
前走セントライト記念はスローペースからの直線上り勝負になったところ、大外を回して6着。4コーナーでロスがあったのでそこまで評価は下げなくていい。
今回はさらに長距離になり、スタミナ面でどうか。これまでは新潟で好走、中山などの急坂のあるコースでは掲示板に入れていないので今回はC評価にします。

③🐎シーズンリッチ🐎
前走神戸新聞杯はスローペース、前残り多発馬場だったにも関わらず道中先行して10着と評価できない内容。
前々走日本ダービーもスローペースで展開向いたものの7着。
2400m戦では展開向いても凡走しているため、距離が長いかメンバーレベルに合っていないように思える。今回はC評価です。

④🐎ダノントルネード🐎
前走日本海Sでは前残りの展開で比較的前目につけたものの、直線で失速。あまり評価はできない。
京都新聞杯ではスローペースとはいえサトノグランツとクビ差2着だったことは見逃せないが、そこからの成長度合いがどうか。
ハーツクライ産駒の相性の悪さも考慮して今回はC評価。

⑤🐎パクスオトマニカ🐎
前走レパードSはダートなので度外視。
前々走日本ダービーは外枠から逃げてハナを取ったものの大敗。
ここまでの臨戦過程を見てもここで3000m走ってスタミナが持つとは思えず、ダービーよりもさらにメンバーが揃うため厳しいと予想。C評価です。

⑩🐎マイネルラウレア🐎
前走神戸新聞杯は差し脚質には向かないペースではあったものの13頭中8着と負けすぎな内容。
前々走京都新聞杯は上がり最速をマークしたものの5着。メンバー的には馬券内には来て欲しかった。
距離は持ちそうではあるものの、世代トップレベルには一枚劣る印象があり、直線だけで勝負すると負けてしまいそう。鞍上もテン乗りであり、好騎乗が求められる今走は相当難しいと判断しC評価です。

16🐎ショウナンバシット🐎
前走神戸新聞杯は展開が向かず、7着。勝ち馬とは0.4秒差と負けすぎではない。
とはいえ、近走後方からの競馬で結果が出ておらず、前目につけたほうが好走歴があるが外枠を引いてしまったため今回はC評価です。

まとめ

S評価:タスティエーラ、サトノグランツ
A評価:ソールオリエンス、ドゥレッツァ、サヴォーナ
B評価:ハーツコンチェルト、トップナイフ、ファントムシーフ、リビアングラス、ノッキングポイント、ナイトインロンドン
C評価:マイネルラウレア、ウインオーディン、ダノントルネード、ショウナンバシット、パクスオトマニカ、シーズンリッチ

というわけでほぼ人気通りの評価になってしまいましたが、固い決着になると思います。
逃げ馬が1〜2頭でスローペースを作ってからの直線勝負になると思います。しっかりポジションを取りきれる騎手から買っても面白いと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
菊花賞、みなさんの馬券が当たることを祈っています!

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