次元の低い話ですが

 制作の人・・進行さん、時にはそれ以上の人も・・
アニメの作り方わかってない?と思う時がある。
演出という業務に関してだが・・。
監督の代わりに、作画INから完パケまで、誰かが最後まで
面倒見ないといけないわけで、それが処理演出という職域です。
「最後まで」というのがポイントで、最初に監督から意向を授かり、
それから逸れない様にコントロールする人が必要な訳です。
だから、内容に関わる事は全て情報を与えて責任を取らせないといけない。それは制作の仕事なわけです。
 ある作品で、LOチェックをした総作監が、LOを変えたので、BGのクミ線を取り直してくれと言って来た進行がいた。恐らく総作監は話数演出より「上」だから当然総作監の意向が優先で問答無用に総作監修正LOが採用されるものと思ったのだろう。演出の立場としては「総作監がLOを変えたいと言ってる時点でこちらに問い合わせる様に」と伝えるしかない。流れにそぐうのか、その時点でARが終わってれば芝居的に問題ないのか、DBに向けて監督や編集さんと決め事があったりとか・・そういう情報を一手に把握してる立場が演出なのだ。何か変更を希望する場合は真っ先に演出に相談しなければ進まない。この事を理解してない制作が結構いて驚く。Pでも居た。すべてを把握してコントロールするのが仕事なのに、勝手に知らんところで変更されたらそれ以降はもう責任を負う事は出来ない。これは例えば総作監よりこちらが「エライ」とかそういうのじゃなくて、そういう仕事・立場なんだよ!誰かが最初から最後まで面倒みないとダメなの!!
 制作の人って、そういう事教わらないのか・・傍から演出の仕事見ててもわかってない人が居るようだ。とにかく何かあれば実行する前に知らせてくれ!!と言うのは、結局後始末するのは演出だからなんだよ!!
という話をまた近々しなくてはいけない事態になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?