アニメ作りに

飽きた気がします。が自分が作りたい物はやりたいので、今の仕事に飽きただけかも。興味を惹かれる作品が来ない…。
 ある業界人のインタビュー、エッセイをたまたまネットで読んだが…私との熱量の差をまざまざ感じた。監督として腕を奮ってやり甲斐を感じるのかも知れない。作画リソースの低下に関してその状況に順応する(2原や動画がトレスするだけですむレベルまで素材を用意する。つまり以前と比べて動画スタッフの質が落ちている。それをフォローしてやる労力)とあったが…私はあまりポジティブに思えない。衰退してるいるものを対処療法してるだけだから。新しいやり方に変えていくしかないのでは…。それはかなりの部分で3Dになるんだろうなと思うが。
国内で動画を育てなかったツケだから仕方ないとおっしゃるが、それはクリエイターの責任なのか?制作の人材不足、制作能力低下含めて根本から崩壊しているツケを、クリエイターは尻拭いする存在なのだろうか?アニメは労働集約的というのが立ち行かなくなってきていて、随分前から海外に出さざるを得ず、その成り行きでこうなったのだろうけど…。人材の質の低下によるとばっちりを引き受けて作品を作ろうとする姿勢は、私には全く無いスタンスだ。本来はこういう表現をすべき・したいけど、(作画的に)今はもう無理だから、こうしよう、みたいなのは衰退であり退化であり、やっている意味を見出せない。また、以前よりアニメ的表現を色々試せる機会がなくなった。やってる内容はどの作品も同じで…。
 テレビシリーズに限らず、色んなスタイルの映像制作にシフトしたい。飽きすぎてしまった。

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