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#血肉

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日々の出来事を地肉に換える、ノンフィクションです。
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#友人

「自分が間違ってなかったと思える瞬間」

はじめに誰にでも、そんな瞬間が間々あると思います。 「記事を複製して簡単に書こう」とnoteが紹介している「見出し」やその「配置」だとか、自分の記事に「統一性を持たせる」ためにも、(までは説明されていないですが)毎日投稿するnoteをテンプレート化させる方法が紹介されています。多くのnoteの筆者がやっているんだろうと思います。私もそもそもやっていて、マガジンのタイトルごとにテンプレートを作成しています。何が言いたいかと言うと、先取りできていた感覚が嬉しいということです。

「青春懸かってるから」

はじめに最近できた友人(というか人生の先輩)とその息子さんとのエピソードについて、勝手ながらお話ししたいと思います。友人は家の目の前の海に毎日通うサーファーです。見た目が反町隆史、笑うと新庄剛志、口を開けば家族への愛を口にする理想的な父親です。 息子に夢を託している(ような印象)友人の話を聞いていると、私が勝手にそういう印象を受けているだけなのですが、おそらく父親ってそういうものですよね。「息子と過ごす毎日は実験のようなもの」だと彼は言います。野菜がまずいと感じるとか、海で

「やりたいことが一番だ」

商店街の床屋小さい頃から高校の途中までの10年ほど、近所の商店街にある床屋さんで髪を切ってもらっていた。当時私の家族は商店街に面したアパートに住んでいて、床屋に限らず商店街でお店を開いている大人のほとんどは家族のようで、地域の繋がりを身近に感じていた。髪を切られている間は居心地が良すぎたのか、必ずと言っていいほど寝ていた。また小さい頃の私は長髪に伸ばし、よく女の子に間違えられたものだが、小学校に上がる前には髪を切らざるを得ないことから、家族以外の誰かに切ってもらうことになった